今日は、歩き回って非常に実り多かった。 記事を書くのでいっぱいいいっぱいだから 今日はギャラリー更新は休み。 まず 娘に、インゲンを上げたかったので 彼女と昼休みにデート。 娘の職場は わが実家のお墓の近く で、 まずはお墓参り 父2人母1人、おじさんたちやご先祖様のお墓が 浅草の狭い墓地にひしめいています 厩橋のほとりには 右の建物 何だ思います? 台東区公衆便所よ
娘は会うなり
「すごいおばあちゃんになったねえ」
って
ギャフンよ
白髪が増えたって。
「髪なんか染めないよ。めんどくさい。
髪の毛だって梳かしきれないのに」
と、もじゃもじゃ頭で言う私。
彼女は縮毛矯正したんだって
それで髪の毛ゴチャゴチャにならなくなったって。
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で、
国立新美術館に花てぼさんの書を見に行ったけれど
書の展覧会って初めて
少しづつ、書を見るのが楽しめるようになるかもしれない。
二階ではアボリジニのエミリー・カーメ・ウングワレーの作品展があった。
これが、すごい。
それまでボディーペインティングや砂に描いていた装飾模様を
67歳からろうけつ染め
78歳からカンバスに描き始めて
86歳でなくなるまでに数千点の作品を残した。
見ているうちにわくわくしてきた。
草木染のときも
ろうけつ染めの話をずいぶんしてたの。
なんか、わくわく。
この展覧会は7月28日までやってます。
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この、鷺沢萠という作家は FAKEさんから教わったのですが この本が三冊目 最初は小噺めいた笑える話を読みたいと思って 紹介してもらったのですが この人は 人が置かれている場所によって 同じ空間で暮らしていても それぞれにとって 違う世界が展開していく そういう話が多かったのです。 そういう話を書きたかった訳や そのことの意味を ずいぶん考えさせられます。
この作家は若くして亡くなり
この本が遺作のようです。
祖父母の世代が在日一世という彼女が
社会の中で
異邦人である(国籍や民族だけではなく)というところにこだわって
テーマが求められている
違うということを分かり合ったうえで
そのことも含めて人と人が分かり合う場面が出てくると
グサッと胸を突くことが
たくさんある本です。
FAKEさんという
息子ぐらいの年のブログ友に教えてもらった本なので
TEENの終わりごろの若者の話にはついていけないところもあって
世代が違ったら
分かれない
という気もしたのだけれど
それも含めて
きっと
鷺沢さんのテーマなのでしょう。
FAKEさん、この作家を教えてくださってありがとう