はなしが飛ぶので
二つに分けた
私はこれまで 絵は 唯物的な視点と 観念的な視点
そういう二つだと思ってきたけれど
浅はかだったかも
それに 価値観の軸ってのが入るんだな
と思うようになった。
何で象徴主義が出てきたか
それが謎だったからだ
価値観の軸って 既存の と入れると
だいたい芸術は その時点で支配階級の価値観を具現している
それが 古臭く硬くなってくると
ルネサンスめいた運動が起きる
ロマン派とか 象徴主義とか 実存主義ってそういう反骨の
精神の主張みたいなものがあるのかもしれない
と思うと 私にはわかりやすい気がする
そういう時は魂だとか知性だとかだとかが
新しい地平を開くために 必須なんだと思った
私はなんとなく観念的って感受したものだと思って
結局は 事物が根源にあるはずだと思っていたけれど
単細胞だったかもしれない
芸術にとっては 様式化の道をたどるような
価値観の硬直した殿堂みたいなもの
そこから解放されるというのも重要なモチベーションなんだろうな
と思うようになった
前の記事に戻るけれど
原発事故を巡って
そういう 先に 価値観ありき というまやかしについて
あるいは 支配力を持つ世論操作について
多方面からいろいろな議論がある
「東大話法」なんぞ かなり広く浸透した概念みたいだし
ムラ構造を作って
人を支配するということについて
こんなに姦しい日々はなかったんじゃないかという気がする
知らず知らず 組み込まれていく既存の価値観の支配力
多くの人がそういうものに気づき始めている