遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

私の運転

2012-07-31 23:20:10 | ただの記事

私は性格が悪いので

めちゃくちゃなので

絶対運転免許をとってはいけないと

父に言い聞かされてきた

だから 子供の保育園の送り迎えとか

病身の親のためとかって

女でも免許を取る人も多いけれど

保育園の送り迎えは自転車の前と後ろに子供を積んで通ったし

病気の母には タクシーで通院してもらったり

ご近所の方にお願いしたりしてきた

ところが 私がどのくらい馬鹿か

育ててないのでおばさんは知らない

で 田舎に来るなら 免許を取らなきゃ暮らせないからとれ

と言いはるのだけど

親の遺言だ

と言って 抵抗していた

でも 職場でむしゃくしゃすることが続いて憂さ晴らしに

とったら免許は取れちゃった

教習所も免許の試験も欠陥があると思うよ

ある種類のバカを篩にかけられないんだから

埼玉から田舎に通うのに車には乗った

関越道 外環道 常磐道 と乗ったけれど

外環で 小石のことは書いた

あと 高速で入り口に止まってカードを取るのが難しい

寄れないんだもの

あるとき どうにも取れなくて

バックして入り直そうとして(そんな危険なことやっちゃいけない!)

後ろの車の パンパン クラクションが鳴って

すごく怒られて そういう時 慌てふためいて

パニックになる

そんなバカが居たら怖いでしょう

でもそうなんだ

高速で 恐ろしくなって左車線に変更した時に危なかったこともあって

ともかく怖い

首都高は一度池袋に職場があって 荷物があるので

車で行ったことがあった

その時 首都高のカーブが怖いと思って

それっきり 首都高は行かないことにした

東京の下道が怖い

というのも 郊外や田舎でしか車に乗らないと

独特の怖さがある

人が多くて やたら人が居る

自転車がいる

バイクも多い

でも取ったのが練馬の教習所だったので

都内は絶対走れない

という人より走れるかもしれない

練馬吉祥寺ぐらいなら

都心は嫌だ

あと

私の運転は怖くて我慢がならないと

武蔵も息子も言う

おばさんだけだよ 乗って平気なのは

(栗橋のおばさんも平気)

年よりは 全然不安に思わないらしい

不思議だ

でも よそのお年寄りは乗せません

私に命を預けてはいけません

コメント (4)
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 詩の朗読を聞いた

2012-07-31 17:56:54 | 朗読

http://www.myspace.com/pipoguitar/music/songs/2-9-65511901

長い運転中にPippoという人の

詩の朗読を聞いた

上のリンク先3番目の味噌汁というの

茶わんとはしの音がする
子供が片言まじりで何か話すと
亭主とおかみさんの笑ひ聲が
ごつちやになつて響いて來る
下ではまた晩のごはんが始まつた

仕立物をいそぐわたしの腹も空いたけれど
刑務所の晩めしはもう濟んだだらうか
思へば二年も經ちました
わたしは屋根裏の三疊の部屋に
慣れない賃仕事で腰が曲つてしまつた
そしてひとりですゝる味噌汁はほんとに味ない

わたしはあなたの女房
わたしはあなたの女房なのに
逢ひに行けばガラス戸が下りてゐる
手紙を書けば消されてしまふ
わたしは時々泣く
おたしも下のおかみさんのやうに
あなたの茶わんに味噌汁がよそひたい

あなたはがんばつてゐる
土の匂ひや、陽の目さへも奪はれて
たゝき込まれ
血をしたゝらせ………

わたしはあなたの女房です
わたしは亭主のあなたに誓ふ
愛するあなたの茶わんにあついおいしい味噌汁をよそふことの出來る日まで
わたしはひとりで味噌汁をすゝりませう
それは多くの女の味噌汁です
わたしは胸を抱きしめてあなたに誓ふ
そして
あなたを待つ

 

この詩を聞いていて

色々考えた

この詩はこの詩が書かれたころの

社会主義とか共産主義が弾圧されたときの

投獄された革命家の女房の思いを歌ったものだと思うけれど

(中野鈴子は 中野重治の妹だそうだ)

戦争中に夫を戦争に奪われた女房達

今原発問題で 家族の気持ちがバラバラになり

子供を連れて 残る家族と別れて出て行った女房のこととか

考えた

夫の茶碗に味噌汁をよそう という

これは象徴的だけれど

(我が家にはそういうやり取りはほとんどなく

味噌汁をよそってやれない 喪失感 というものとはどういう状況でも縁がないけれど)

 

従妹夫婦が

まあ 従妹がね 旦那に全面的に傅いているので

しかも それが当然でしょう!とかなり批判的に

文句を言われてきたし

家族を破壊する

さまざまな社会的なことについて

聞きながら色々考えてしまった

一人で味噌汁をすするのが日常の家族なんだが

しみじみ色々考えた

 

それにしてもこのPippoという人は

いい声だったけれど

息の音や 音の立て癖が気になったけれど

それは個性なのかもしれないのねえ

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