遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

北国さんへ

2013-05-06 17:39:29 | 絵画

 佐々木先生のことは

ちゃんと毎回読ませていただいています

創作

とか

創造性とかについて

わたしはあまり難しいことは考えないことにしています

私のことを書きますと

私自身は美大に行きたいと思っても

受験には何回も失敗し

挙句の果て親の方が行く末の定まらぬわが子にパニックになって

(私だって深刻な青春の挫折で

気が変になりそうだったのに

親の面倒まで見てられん!)

と 家出をして放浪を始めました

然し その場しのぎの働き方をしても

食べていける見通しもなく時代はどんどん不況に傾き

正規採用するぞという約束を反故にされたりね

まあ不安定なワークなしプア

さて女一匹生きて行かねばならん

どうしよう!?

と思って

才能がないにしてもこれだけ絵の世界は楽しいのは

身に染みて 自信を持って言える

そうだ 先生になろう!

と思ったわけ

でも もはや試験に臨むには そういうねえ

勉強ともはなれちゃってるし

忘れちゃってるし どうする?

と思い 友人 友人のお母さんなどに

相談をしました

それで ま 大学は無理かもしれないが

と 友人のお母さんのつてで 背水の陣は用意ができて

経済的には友人にもたすけられ

父には内緒で母にだけ連絡を取り

食料(インスタントラーメンとチーズだった)これを送ってもらって

飢えをしのいだ(おかげで ぶつぶつができっちゃった)

で 通信添削で 問題を解きまくって

勉強たらを思い出して 大人になってから

美術教師になれる大学を受験したのでした

大学に入ってからは

もう教師になっている友人から生徒を紹介してもらって

何件も家庭教師をして学費と生活費を稼いでいたので

忙しい学生時代でしたよ

だから

全体に 偏っているのです

絵画が好きだと思っていたのですが

大学では彫塑の教授を尊敬できると思い

彫塑を専攻しました

そこで先生のおっしゃること

芸術は 常に新しくなければ

ドンドン死んでいくんだ!

私たち学生は たとえばよ 作品にAをもらったしても

その瞬間から堕落していく

という意味がつかめるまで大変でしたよ

で先生は 学生の作品を バンバン壊して回るという指導

!!!

と思ったが

壊した!と思ったのは浅はかでね

先生の壊すのを見ると

何を見せてくださったのかが わかるわけよ

師匠との出会いの快感

常に新しくないと

というのと 芸術は革命だ

というのは 人によって 理解の仕方が

違うでしょうね

例えば 私は北国さんのところで見たと思ったら違ったけど

日本にもキュビズムめいたものが入ってきたが

人まねばかり

二番煎じ

くだらない という意見

O0497073612177488861

この間見てきた

萬鉄五郎のこれ↑

それって

新しいとか 創造的というのを

様式に矮小化している考え方ではないのか?

と批判的に考えます

そんなね

誰も考えなかったことを考える 生み出すことに

脅迫的にならなくていいんではないの?

自分が自分の感性で うろうろとらえていくしかないんだから

それに 人まねがあっても

付和雷同があっても

それ自体は いいと思うの

だって 原風景 というテーマだって男鹿人さんの発想

頂いて みんなでいろいろ思いをぶつけて

それで 新しいものも生まれ

自分を発見し 

ではない?

生意気書いてすんません

ではそろそろおばさんを温泉に連れて行かねば・・・・

またね!

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2013-05-06 14:58:19 | 絵画

Img_2488

こういう絵が途中のまま放ってあったら

ちょっと言ってもいい?

武蔵が文句つけてきた

下の筍はいいけど上のがいただけない

というのだ

!!!!

武蔵の言うことは分かった気がする

だいたい細々と綿密に描くやつだ

だから ちゃんと見えないと嫌なのだ

これは途中だよ!

というと引き下がった

然し! そっか! 吹っ切れた

わたしは上の絵

もじゃもじゃ根っこが

ぐんと前に飛び出ているように描く気でいた

そうなっちゃうんだわ

そうすると ドツボにはまる

(あ これ 汚い言葉らしい)

やめたやめた

と上から描きだした

Img_2516
ずっとおもしろくなりそう

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地面に寝るということ

2013-05-06 05:38:17 | 原風景

今住んでいる家は

FP工法という建て方で建っている

隙間風は入らないし

断熱も充分で

寒いと体が痛くなる私向き

これまでの家は 冬寒かった

バイク通勤なんかしてで体が冷えすぎて

多分ノイローゼだったと思うが

↑その通勤途上にあった寺

冬は存在しているだけで悲しくて

ホットカーペットから外に足を踏み出せない

そういう気分だったのだよ

これってやわな話ね

恥ずかしい

 

私のキャンプ初体験はたぶんアラフォーのころ

アウトドアー派の武蔵の同僚家族の手ほどきで

伊豆にキャンプに行った

それ以来

子供が子供時代は毎年キャンプ

寝るとき

感激

キャンプって地面にじかに寝るのよね

外とは布で隔たっているだけ

地面の息吹きを感じた

外の気配を感じた

虫だか何だか知らないが いろいろなものがいる

あの感覚は忘れられない

キャンプ生活は ともかく薪を拾ったり

火を燃やしたり 食べることもワイルドな感じで

なんか能力がある気になれて

すごくいい

風呂施設がないキャンプ場ではお風呂に入らない日が続いて

川の水遊びで汗が流せるくらい

毎日お風呂に入るのが当たり前の暮らしからは

信じられない感じ

すごく自由を感じた

けだもののように生きていける気がしてきた

わが家はキャンパーとしては 実にいい加減

全然ストイックではないから

火を起こすことから始まる炊事に疲れれば

レストランに行っちゃうし

ボンベ付きの便利な炊事用具も持っていくし

文明の利器もいろいろ持ち込むけどさ

台風が近づいたとなれば

バンガローがあればテント撤去 避難しちゃうし

全然野性派じゃないんだけどね

それでも 地面に寝る ということを通して

いよいよとなれば どんなモバイルハウスをでっち上げても

生きていける

そういう気がする

 

この間の地震で幸い家は無事だったが

この先どうなるかわからない

そういう時 どういう風でもよ

もともと人間もけだものなのだから

野山で野山の恵みをいただいて

林に抱かれて眠ることで生き延びられると

そういう自信は地面にじかに寝たことが生んだのです

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