今日病院で電気を通じさせる機器につながれるとき
電気強くしてくださいと頼んだ
その電気ビリビリとんがって針のように刺さる感じ
布団針突っ込んでぐりぐりやりたいわたしはその痛いのが
いいのだ
(M か?私)
で
夕方は温泉で自分勝手な水中リハビリ
大分泳ぐのも慣れてきた
昨日なんか ある御婦人が
「お上手ですねえ 海辺育ちですか?」
って言ってくれたのだよ
すごくない?
かっこいいですねえとも言われた
生まれて初めてだよ
録音しときゃよかった
まだ反抗期じゃない頃のことを思い出した
この 横泳ぎを教えてくれたお父さんに
「1キロ泳げた!」「2キロ泳げた!」といちいち報告し
「見に来て!」と言ったもんだ
わたしは千駄ヶ谷にあるプール
(線路端の50メートルプールと
飛び込み用プールのあるところ)
そこに夏休みになると通って泳いでいたのだ
お父さんは
かわいい娘のおねだりに
鼻の下を伸ばしてほいほいついてきた
観客席が斜面上にせりあがってついている
そこに日傘差して ウィスキーのポケット瓶ちびちびやって
眺めていたのだ
私の中学にはプールがなくて
ここに泳ぎに来る子も多かったのだ
懐かしい写真見つけたが
なんと このプールももうないんだって!
わたしも過去の人なわけだわ
私の反抗期がひどくて長かったのは
こうやってお父さんを連れ歩いていればご機嫌だったのだが
娘離れができない父で
遊んでやらないともううるさい
うざい
付きまとい
ほとんどストーカーだった
だから私の反抗は育ててもらった恩も忘れてほとんど犯行だったけれど
いいんだ
正当防衛だ
子離れできなかった背景には
お父さんの悲しい事情もあるんだろうけどね
子供というのは親の事情に振り回されるわけにはいかないものなのだよ
どうだろうね
わたしは親としてどうだろうね
愛と書いてかなしいと読む日本語は深いな
親から見た子供
子供から見た親
一致しないものだろうな