LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

オコゼ 5品

2010-04-04 | 男の料理
五木寛之の「大河の一滴」でも読もうかと手にしたが、
様々な事が交錯し、どうも気分が乗らない。
こんな日は小生、料理に限る。

今日手にしたのはオコゼ。
オコゼの薄作りに挑戦してみようと手にしたオコゼだが、果たして刺身でいけるかどうか暫く悩んでいた。
から揚げは普段作っているのでなんら問題はないが、薄作りや肝和えはさすがにこの様相、抵抗がある。

まずは、部位ごとに切り分け、身を3枚卸に。




なんとかこのような状態に。
オレンジ色の肝、白身、グロテクスな顔、カマ・ヒレ、皮、とこんな感じだ。

肝は、さすがに生では抵抗があった。
そこで肝煮にする事にした。
醤油・味醂・酒で暫く煮込む。


次に、オコゼの皮が美味との事だったので、湯引きポン酢和えに。

恐る恐る味見を...。
うーん、食感はいいなぁ。しかし、表面のブツブツ感が気になる。
そこで、表面の凹凸を極力とり再度湯引きしてみた。
金糸生姜をあえて見たが、少し揚げすぎたようだ。

オコゼの味噌汁はこんな感じに。


そして、肝心の薄作りへと調理は進む。
ダイコンのケンを中央に添え、オコゼを盛り付ける。
ポン酢も用意した。


さて、オコゼ5品の味は?
薄作りは食感も良く、ポン酢にとても良く合う。
あのグロテスクな様相からは信じらないほど繊細な味だ。
皮湯引きは、独特の食感が口の中に残り、つまみとしてはすこぶる良いが、
あまり多くを食べるものではないような気がする。
肝煮は比較的淡白なコク?があり、まずまずな出来だ。
オコゼのから揚げは、今回下味をつけてみた。
醤油と味醂で下味を暫くつけ、その後水分をふき取り小麦粉につけから揚げにする。
うーん、さすがに安心して食べられる。
下味をつけたせいか、甘みが程よく効いていて食べやすい。
味噌汁はアラで出しを取った。
この深み、何とも言えない。

工程ごとに写真を撮ってみたが、カメラが生臭いには気のせいか...?