LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

国立西洋美術館とコルビュジェ

2012-01-03 | 建築と文化
年末図書館で借りてきた書籍と書店で購入した新書数冊が山積みとなったまま新年を迎えた。
日本経済、世界経済に関するものから建築関係、物流関係、登山、仏教美術、...。
とても年始休暇の間に読めそうに無い。
まず「建築家ル・コルビュジェの教科書」を手にした。

小生、建築業界から離れて数年が経過するが、好奇心は常に旺盛だ。
サヴォア邸、ロンシャンの礼拝堂、ユニテダビタシオンなど今でも感慨深いものがある。
建築という造形が今でも魅惑し続けている。
何がそうさせるのか。
その空間に立ってみたい、その強い憧れなのかもしれない。

コルビュジェの作品の中で、国立西洋美術館は比較的身近な存在だ。
数回行ったことはあるが、残念ながら建築に目覚める前だったように記憶している。

そもそもなぜコルビュジェが国立西洋美術館の基本設計を行ったのかという単純な疑問から著書は始まるが、
結果的にコルビュジェの思想や手法が日本の建築家に多大な影響を与えていったという事実を直視している。

前川國男、板倉準三、吉阪隆正はコルビュジェの弟子として直接影響を受けたのは言うまでもないが、
丹下健三、安藤忠雄、伊藤豊雄などもDNA承継者として名を連ねている。

国立西洋美術館に行き、外部ピロティ、19世紀ホールと名づけられている光注ぐ空間、独立柱などを通し
少しでもコルビュジェの思想に立ち入りたい。
改めてそう感じた...。