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安藤忠雄 仕事をつくる

2012-04-10 | 建築と文化
安藤忠雄 仕事をつくる  ~日本経済新聞出版社

高2でプロボクサーの道を歩むことになった安藤忠雄がなぜ建築に目覚めたのか。

高校時代に建築を意識していたらしいが、ボクサーと建築家とではあまりにもギャップがある。
家計と学力の問題で大学に進まず独学で建築を志す。
コルビュジェや丹下健三作品との出会い、そこで建築が持つ空間の迫力を見出すのだ。
また同時に白川郷などの土着の民家の空間にも感動する。

安藤忠雄の感性はどのように培ってきたのだろうか。
不思議だ。
そのような事を感じながら彼の作品に見入る。

気力、集中力、目的意識、強い思い...。
それらが自らに果たしたハードルを超えさせる。
確かに安藤忠雄の作品には何かを感じさせる。

個人的には彼の著書『光の協会』を読んだ事もあって、その建築が印象深い。
建築に至るプロセス、様々な問題を乗り越え完成物が出来上がるのは、
まさに彼の気力、集中力、目的意識があってのものなのだろう。