◆(宇治を訪ねて)7 2013.7.14
「浮舟の巻」
匂宮が橘の小島に永き愛を誓い、歌を詠む。
(匂宮)年経とも変はらむものか橘の小島の崎に契る心は
―千年の緑を保つ橘の小島の崎で契るのだから、二人の仲は何年経っても変わる筈がない―
(浮舟の返歌)橘の小島の色は変はらじをこの浮舟ぞ行方知られぬ
―橘の小島の緑の色のように、貴方のお心は変わらないでしょうが、波に浮かぶ小舟のような頼りない私の身は、一体どうなるものでしょう―
◆碑は、匂宮が浮舟をだいて舟に乗るところ。
「浮舟の巻」
匂宮が橘の小島に永き愛を誓い、歌を詠む。
(匂宮)年経とも変はらむものか橘の小島の崎に契る心は
―千年の緑を保つ橘の小島の崎で契るのだから、二人の仲は何年経っても変わる筈がない―
(浮舟の返歌)橘の小島の色は変はらじをこの浮舟ぞ行方知られぬ
―橘の小島の緑の色のように、貴方のお心は変わらないでしょうが、波に浮かぶ小舟のような頼りない私の身は、一体どうなるものでしょう―
◆碑は、匂宮が浮舟をだいて舟に乗るところ。