11月6日(金曜日)快晴 今日の目的地 タル
今日は昨日の遅れを取り戻すべく早立ち、で、7時出発。
今朝の支払い・・・1570RS
内訳は、チキンモモ(鶏肉入りギーザ)フライドポテト、紅茶をポットで、コーラ、パンケーキ、ヌードルスープ(インスタントラーメン)ゆで卵2個、部屋代(300Rs)
シャンゲからチャメまではマルシャンティー コーラ沿いの旧道を歩く。
トレッキングロードと言うが、車道が出来る前の生活道路で、今でも住民が歩く道だ。
しかし、この道こそが往年のアンナプルナサーキットと呼ばれた道で、ジープロードを歩くのとは趣が違う。
昨日からの膝痛をまだ引きずっていた。
しかし酷くなる風でもないので歩いて様子を見る事にした。
チャメまでの道なら引き返そうと思えば馬でもバイクでも乗って帰れば良いと言う気持ちが気を楽にさせていた。
トレッキングロードを示す標識・・・滅多に無い
急峻な山で崖が多いので滝は多い
写真で道筋が見えるだろうか?
ジープロードで車のすれ違いは困難で危険だ
この辺りの海抜はまだ1200~1300mで高所ではない。
だから亜熱帯の気候のままで日差しは強く、日中は暑い。
一昨年は低い所でも寒かった記憶しか無いので今回は防寒に重点を置いた服装をして来た。
だからズボンは2本とも裏フリースで防風の極めて暖かいタイプしか持って来なかった。
上半身は脱げば良いがズボンは脱げない・・・暑さに悩まされた。
実際に手持ちの温度計でも今年のアンナプルナは気温が高かった。
昼食の予定地にして居たチャムチェに10時に着いてしまった。
昼飯の時間には未だ早過ぎるのだが急いで行っても仕方が無いのでここで休憩。
急いで行けない理由は、高度順化だった。
シャンゲの標高が1100mで宿泊予定地のタルが1700mになる。
まだ高度障害を気にする標高ではないが順応の事を考えると一日に稼ぐ標高差は500mまでにしたかった。
自分だけの事かもしれないが2500mくらいまでを急ぎ過ぎるとその上の順応が遅くなる気がするのだ。
11時にチャムチェを出て13時にタル着。
タルは河原に開けた村だ 洪水は無いのかな?
滝の水で発電していた 滝の右脇に送水管が見える
今回の旅の中で一番きれいで落ち着いた部屋
タルの村へ泊まる人は少なく静かだった。
自分の予定もそうだったのだが、大抵は一つ手前のチャムチェに泊まり、翌日はダラパ二へ行く。
昨日のカメラを忘れるチョンボのお陰で良い宿に泊まれた。
部屋はバスルーム付きでソーラーの温水シャワーが使えた。
久しぶりにシャワーを浴びつつ序でに洗濯もした。
家を出てからはき続けているズボンも乾かないのを覚悟で洗った。
しかし、ズボンも含め洗濯物は強い日差しに川風も手伝って毛の靴下を除いて日没までに乾いていた。
この後何度も靴下を洗ったが一晩で乾いた事は無かった。
純毛ってとんでも無く乾かない代物だと知った。
余りに気持ちがよくて戒めを破りビールを飲んだ。
たった二日抜いただけなのに言葉にできない程美味かった。
次に飲めるとすると恐らく10日後。
この標高までならと言う気持ちも手伝ったのだと思う。
昨日雷鳴とともに降った強い雨は高地では雪だった事を知り峠越えが不安になる。
川の音が耳に心地良く、熟睡。