Muktinathと書いてムクティナートと読ませるのは日本のガイドブックで、現地の人の発音だとムキナートに聞こえる。
なんであれ・・・ナートと付くのは聖地の事で、ムキナートはチベット仏教とヒンドゥー教の聖地として名高く、遠くインドからも巡礼が訪れる・・・らしい。
まっ、毎度の事ではありますが、拙い語学力であれこれ訊き回っては見るのだけれども、理解力に乏しいのと、知らない事柄では知らない単語に出会う確率も高く、ましてや地名や物の名前などが挟まった会話だとかなり怪しい解釈になるのは否めない訳であります。
しかも、ここの場合は宗教関係と言う事で、中々難しかったと言うのが偽らざる話しでありました・・・なのであんまし真に受けないで下さいね、と。
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寺は険しいを背にして壁に囲われ山城のように見える
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寺の山門は城門にも見えるが
数冊の本を読んだだけでろくに調べてもいないのでインチキなのだが、チベットからムスタンでは寺院と山賊が勢力を争っていた。
そして、宗派に拠る争いもたびたび有って、ゴンパの僧は兵隊でもあったらしい。
大概の古い寺は岩山を背にして高台にあり、前は城壁に見える石垣で囲われている。
自分としてはどー見ても僧院でありながら城であったと思うのだけれども・・・敢えて深く調べる気もないですけど。
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ヒンドゥー教徒は鐘を鳴らし仏教徒はマニを回す
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水力利用の自動回転式マニ車
ヒンドゥーの人達は手を合わせる前に金を鳴らし、仏教の人はマニ車を回す。
マニにはお経が入っていて、マニを一度回すとその経文を一度読んだのと同じになるのだと言う。
マニ車は巨大な物から手持ちで回す小さな物まで様々あるけれども、自分が買った小さなマニの蓋を開けてみたら、確かに経文の書かれた紙が入っていた。
マニ車を一度回すと経文を一巻読んだのと同じと言うのは良いとして、水力を利用して自動で回り続けるマニ車のご利益は誰の所に行くのだろうか?
寺院や街や、ひいては世界平和も願っているのかもしれないと思いつつも、かなり安易な感じを受けるのは自分だけなんだろうか?
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境内正面のヒンドゥー寺院「ムクティナラヤン」
ヒンドゥー教の人は靴を脱いで寺院に入れるが、仏教徒は入ってはいけないらしい。
もっとも自分が参拝した時は時間が早くてヒンドゥー教徒も入れなかったので定かでは無いが、後にカトマンドゥーのヒンドゥー寺院でも異教徒は入れない所が多かったのでそうだと思う。
見せないと言われると見たくなるのが人情だが、まず何処で見ても同じような物なのであっと驚くようなご本尊がいたりする事は無いと思う。
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108の蛇口から流れる聖水を浴び贖罪する
ムクティナラヤンの前には一寸見には防火用水かと思えるプールがあり、周囲には108つの蛇口から聖水が噴き出す水の壁がある。
巡礼者はパンツ一丁になりバスタオルを巻いて108つの聖水の下をくぐり抜ける。
そして、二つ有るプールで沐浴をして身を清める・・・と、言う風にやっているのを見ていた訳で、これも推測なのだが・・・。
日本の除夜の鐘の108つは煩悩を払うと言うが、ヒンドゥー教では罪を消してくれると言われている。
似たような物だけれども、罪と言わずに煩悩と言う辺りに日本の優しさを感じるのは私だけだろうか?
ちなみに、蛇口から出る聖水は触ってみると意外と温かく、沐浴のプールには氷水だった。
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聖なる水の沐浴で身を清めるヒンドゥー教徒
聖水で沐浴する彼は警察官で、福を脱いでいるのを見て写真を撮らせて欲しいと言うと、一寸待て、バスタオルを巻いてから撮ってくれと言いつつ心よく了承してくれた。
彼と一緒に来ていた同僚がスマホで動画を撮りながら、ヒンドゥー教徒としてこの行は必須なのだと教えてくれた。
自分はカメラを構えて一緒に回ったのだが、途中で氷に気付かず派手に転んでしまった。
どう転んだのか分らないが、カメラを当てなくて助かった・・・が、肘を打ったようで後から激痛が来た。
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チョルテンの向こうにダウラギリ8167mが見えた
チョルテンがあるのは仏教寺院か?と思いつつ入って行くと、尼さんが二人で読経していた。
その声は由紀さおりと安田姉妹の歌声のように澄んで、しかも、ハモルのである。
時には輪唱か?と思う部分も有って日本の坊さんのお経の読み方とは全く違い聞き惚れてしまった。
チベット仏教の寺院の「ジョラムキ ゴンパ」のご本尊は観音様のようだった。
賽銭箱が有ったので100Rsを納めて手を合わせた。
お経は低く高く流れ途切れる事は無く、いつまでも聴いていたいと思った。
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未だ明け切らぬ朝のムキナート
寺から宿に戻る頃には既に8時近かったのだが谷間のムキナートの街は未だ陽が射していなかった。
なんであれ・・・ナートと付くのは聖地の事で、ムキナートはチベット仏教とヒンドゥー教の聖地として名高く、遠くインドからも巡礼が訪れる・・・らしい。
まっ、毎度の事ではありますが、拙い語学力であれこれ訊き回っては見るのだけれども、理解力に乏しいのと、知らない事柄では知らない単語に出会う確率も高く、ましてや地名や物の名前などが挟まった会話だとかなり怪しい解釈になるのは否めない訳であります。
しかも、ここの場合は宗教関係と言う事で、中々難しかったと言うのが偽らざる話しでありました・・・なのであんまし真に受けないで下さいね、と。
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寺は険しいを背にして壁に囲われ山城のように見える
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寺の山門は城門にも見えるが
数冊の本を読んだだけでろくに調べてもいないのでインチキなのだが、チベットからムスタンでは寺院と山賊が勢力を争っていた。
そして、宗派に拠る争いもたびたび有って、ゴンパの僧は兵隊でもあったらしい。
大概の古い寺は岩山を背にして高台にあり、前は城壁に見える石垣で囲われている。
自分としてはどー見ても僧院でありながら城であったと思うのだけれども・・・敢えて深く調べる気もないですけど。
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ヒンドゥー教徒は鐘を鳴らし仏教徒はマニを回す
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水力利用の自動回転式マニ車
ヒンドゥーの人達は手を合わせる前に金を鳴らし、仏教の人はマニ車を回す。
マニにはお経が入っていて、マニを一度回すとその経文を一度読んだのと同じになるのだと言う。
マニ車は巨大な物から手持ちで回す小さな物まで様々あるけれども、自分が買った小さなマニの蓋を開けてみたら、確かに経文の書かれた紙が入っていた。
マニ車を一度回すと経文を一巻読んだのと同じと言うのは良いとして、水力を利用して自動で回り続けるマニ車のご利益は誰の所に行くのだろうか?
寺院や街や、ひいては世界平和も願っているのかもしれないと思いつつも、かなり安易な感じを受けるのは自分だけなんだろうか?
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境内正面のヒンドゥー寺院「ムクティナラヤン」
ヒンドゥー教の人は靴を脱いで寺院に入れるが、仏教徒は入ってはいけないらしい。
もっとも自分が参拝した時は時間が早くてヒンドゥー教徒も入れなかったので定かでは無いが、後にカトマンドゥーのヒンドゥー寺院でも異教徒は入れない所が多かったのでそうだと思う。
見せないと言われると見たくなるのが人情だが、まず何処で見ても同じような物なのであっと驚くようなご本尊がいたりする事は無いと思う。
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108の蛇口から流れる聖水を浴び贖罪する
ムクティナラヤンの前には一寸見には防火用水かと思えるプールがあり、周囲には108つの蛇口から聖水が噴き出す水の壁がある。
巡礼者はパンツ一丁になりバスタオルを巻いて108つの聖水の下をくぐり抜ける。
そして、二つ有るプールで沐浴をして身を清める・・・と、言う風にやっているのを見ていた訳で、これも推測なのだが・・・。
日本の除夜の鐘の108つは煩悩を払うと言うが、ヒンドゥー教では罪を消してくれると言われている。
似たような物だけれども、罪と言わずに煩悩と言う辺りに日本の優しさを感じるのは私だけだろうか?
ちなみに、蛇口から出る聖水は触ってみると意外と温かく、沐浴のプールには氷水だった。
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聖なる水の沐浴で身を清めるヒンドゥー教徒
聖水で沐浴する彼は警察官で、福を脱いでいるのを見て写真を撮らせて欲しいと言うと、一寸待て、バスタオルを巻いてから撮ってくれと言いつつ心よく了承してくれた。
彼と一緒に来ていた同僚がスマホで動画を撮りながら、ヒンドゥー教徒としてこの行は必須なのだと教えてくれた。
自分はカメラを構えて一緒に回ったのだが、途中で氷に気付かず派手に転んでしまった。
どう転んだのか分らないが、カメラを当てなくて助かった・・・が、肘を打ったようで後から激痛が来た。
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チョルテンの向こうにダウラギリ8167mが見えた
チョルテンがあるのは仏教寺院か?と思いつつ入って行くと、尼さんが二人で読経していた。
その声は由紀さおりと安田姉妹の歌声のように澄んで、しかも、ハモルのである。
時には輪唱か?と思う部分も有って日本の坊さんのお経の読み方とは全く違い聞き惚れてしまった。
チベット仏教の寺院の「ジョラムキ ゴンパ」のご本尊は観音様のようだった。
賽銭箱が有ったので100Rsを納めて手を合わせた。
お経は低く高く流れ途切れる事は無く、いつまでも聴いていたいと思った。
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未だ明け切らぬ朝のムキナート
寺から宿に戻る頃には既に8時近かったのだが谷間のムキナートの街は未だ陽が射していなかった。