じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

ピサン~マナン

2015-12-12 13:48:18 | ネパール旅日記 2015

 11月10日(火曜日) 快晴 目的地 マナン(3540m)

五時半起床 七時朝食 八時出発

今朝の支払い・・・1790Rs(2106円)
内訳・・・部屋代350Rs スパゲッティートマトソース+紅茶をポットで+ゆで卵2個+チャパティー+ミルクティー

流石に3000mを超えたので朝晩は冷え込む、が、それでも2年前のような切なくなる程の寒さは感じない。
一昨年、寝袋の中で日記を書くのに手袋をして居た。
ノートの紙が冷たくて素手では触りたく無くて手袋をして居たのだが、今回は朝方だけ手袋をするものの後は殆ど使わない。
毛糸の帽子も然りで今年は朝晩しか被らないが、一昨年は日中歩いている時も被っていた。
山を見ると雪は多く見えるのだが・・・自分が慣れたのか?

ピサンの村からマナンまでの道も楽な道で、標高を上げるにつれ辺りの景色が荒涼としてチベット風になって行く変かが楽しい。
そして、マナン近くから牛が水牛からヤクに変る。

本日の標高差は地図読みで440mで、距離が15キロ以上はある。
440mを15キロで登ると言うのはとても緩やかに登る。
だから、それほどきつくは無い筈なのだが標高が上がった事で息苦しさが始まり、昨日ほどの余裕は無くなる。
調子の悪い人だとマナンまでの間に高度障害に苦しみピサンに戻って仕切り直す事もある。
殆どのトレッカーはマナンの街で二泊する。
4000mに入る前に連泊し近くの丘などに登って高度順応を促すのだ。
マナンの街はこの地方最大の街で銀行や郵便局などがあり滞在にも便利なのだ。
今は携帯電話が何処でも通じるので重要性は減ったが、少し前まではこの街で使える電話が貴重だった。


フムデの村から振り返るとピサンピークが良く見える


ルーフトップレストラ 屋根の上は見晴らしが良い


たぶんアンナプルナ3(7555m)


荒涼とした風景の先にピサンピークの山並みが見える


標高が高く寒い所でしか飼えないヤク チーズが美味い


40~50キロにもなる薪の籠を背負う女性


山の日暮れは早いが高山は残照で燃える

朝方はガチガチに凍っていた道も陽が当たるとすぐに溶けて林の中はぐちゃぐちゃで歩き難くなった。
だからとてジープロードは味気ないし、と言う事で、先日降った雪が残るヤクやロバの道を選んで歩いた。

今朝久しぶりに血中の酸素濃度を測ったら83%まで落ちていた。
この値だと完全に順応できていないのかもしれないと思い用心の為にダイヤモックス(高度障害を緩和すると言われる薬)の1ミリグラムを半分服用した。

Raju君の事(職種はポーター 荷物背負い)
家を出る時の意気込みでは全ての荷物を背負って歩き通す筈だったのだが、様々な経緯があって・・・と、まぁそんな大袈裟でもないのだが、成り行きでお供を連れて歩く事になった。
カトマンズのツーリスト会社で紹介されたのがRajuで、彼の日当は一日12ドル(1500円)だった。
決めてはここだったかも知れない。
もしももう少し高かったら断っただろう。
自分は未だ三回めのネパールだが、通算での滞在日数は既に2ヶ月を越えていてタメル地区での情報収集もそれなりにした結果、ポーターだけを雇って12ドルで済ませるのはけっこう安いと判断した。
この手のリクエストを聞いてくれるトレッキングの会社は少ない。
特に日本人相手の会社ではガイドとセットで斡旋して来るので見つけるのは難しい。
ただし大前提は、ポーターはガイドでは無いので荷物を背負う事以外は期待しない方が良いと言う事だ。
宿での部屋取り競争や、先々の情報収集などはガイドなら当たり前だが、そんな報酬は払っていないので何もしてくれなくても文句は言えない。
しかし手はあって、このトレッキングが快適に上手く終わったらボーナスを弾むから宜しく、などと言っておけばその気になって気を使ってくれる。
まっ、人に依るとしか言えないのだが、Rajuは完璧にガイドと同じ仕事をしてくれたので自分は大当たりだった。
しかも未だ26歳なのに父親も兄弟もガイドやポーターと言う家系で既に7年のキャリアが有り、ルートもコツも呑み込んでいた。
ちなみにボーナスは人それぞれとは言うもののポーターとガイドで相場はあると日本語のガイドブックには書かれている。
ポーターが1日2~3ドルで、ガイドは3~5ドルだそうだ。
しかし、自分がユーケーと話すとそんな決まりは無いと言う。
働き如何ではゼロだってし方が無い、ボーナスじゃ無くてチップだ、とも言った。
自分にとっては荷物を背負ってくれる事は勿論だが、毎日一人では無いと言うのが一番だった。
例えお互いが頓珍漢な英語でも会話が出来ると言うのは嬉しかった。
もしRajuが居なかったら、毎日宿に入るまでひと言も話さず、宿でもユーケーが居なかったら恐らく無言だったはずだ。
そのユーケーともマナンの街でお別れだったし。

ピサンからマナンまでの道は少しずつチベット風の荒れた風景に変って行き、否が応でも気分が高揚する。
自分はティリチョレイク(5000m)へ回り道するがユーケーは真っ直ぐトロンパス(5416m)へ向う。
マナンからトロンパス越えは2泊3日だ。
森林限界近くの荒れた景色は、ここで高度順応を完璧に決めてトロンパス越えに挑むトレッカーの気持ちを引き締める。

マナンの宿へは2時頃に着いた。
ユーケーが先に着いていて出迎えてくれ、シャワー付きの部屋が取れたから後で浴びに来いと誘ってくれた。
自分は離れのコテージの静かな場所で、日当り抜群で気に入った。
部屋のすぐ傍に水道があって洗濯をするのに好都合だった。
既に2時過ぎだったのでズボンは無理としても、山シャツなら乾くだろうと着ていた服を全部洗った。

マナンの街には沢山の宿があり、今年はトレッキング客は少ないのに宿は殆ど満員だった。
他所のガイドに、ここと数件の宿に客が集中しているのだが、その訳は食事の美味さだと教えられた。
確かに、この宿はベーカリーを併設していて焼きたてのパンやらケーキが美味そうだった。

この日の夜の食堂は二つともほぼ満員で、また、ユーケーと自分とドイツ人の彼で座った。
今夜は英語の授業は勘弁してくれと断って一人だけ先に食事を終えた。
近くのコーヒーショップに本物のコーヒーがあると言うのを聞きこんで行って見たのだ。
しかし、そこも混んでいて、しかも、見覚えのあるフランス人の団体が居たので退散してきた。

7時半就寝









コメント (2)
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朝の戯れ言(ニュースネタ)

2015-12-12 09:33:39 | 日記的雑談
散歩でも行くかな? でも、家から出るの面倒臭い・・・昨夜は一人で酒を飲みながら演歌を聞いて盛り上がっちまってメートルが上がり過ぎた。

なにっ? メートルが上がったと言う表現の意味が判らない、とな。
昭和のお父さんたちは飲み過ぎた事をメートルを上げたとか上がったと宣っていたんですよ。
私は漫画さざえさんで波平父さんが言ってたので覚えました。

そう言えば子供の頃、学校の図書館で硬い本を借り、家の近所の貸本屋で漫画を借りて読んでましたなぁ・・・漫画本は1冊10円で、とても古いのは5円。
5円の漫画は全部読んじまったんで10円しか手が出ないんですけれども、良く借りたなぁ・・・いや、毎日10円なんて無かったんで自分が思っている程借りては居ないのかも。

小学生の時一番好きだった漫画はサブマリン707、で、ハリスの風とか紫電改の鷹とかも好きだった・・・でも、紫電改の鷹は子供心に登場人物が悩む姿とかに重たさを感じ、痛快な戦記物と言う印象は持たなかった事を覚えてます。
ちばてつやの漫画って、けっこう内面的な事に深く踏み込んでますからね・・・今思うと少女漫画でもちばてつやは社会的なテーマを掘り下げていたんだなと思います・・・ありんこの歌、とかも印象的だった。
ちばてつや、と言えば明日のジョーですけれども、あれだってボクシングのシーンを除くと登場人物の心の葛藤みたいなもんで埋められてますもんね。

子供なのにロボットとか出て来る漫画は好きじゃなくて、鉄腕アトム以外は認めなかった。
コレもガキのくせにアレなんだけれども、空想で何でも生まれちまう世界は許せなかった・・・鉄腕アトムもSFなんだけれども、馬鹿なガキの脳味噌で考えるに、アトムの世界は未来にきっとあり得るな、と、思ってみてた訳です。
なので、似たようなもんでも8マンとか、ビックXなんてのはダメでして、だからその後の仮面ライダーなんてのは年齢的な事も手伝って全然見ませんでした。
ああ、変身物でも永井壕のデビルマンは好きだった・・・が、マジンガーZになると冷めてたな・・・と、言うか、永井壕ならハレンチ学園ですもんね。
映画のハレンチ学園は目ん玉ひん剥いて見入りましたね・・・あの当時は中学生か?お世話になりました。
次々と思い出しますなぁ・・・けっこう仮面とか、網走一家なんてのも。
尽きないな。

<安倍首相>インドで「1兆5000億円規模の投融資」表明

アレです・・・国内では消費税の事で1.3兆円でガタガタ言っているのに・・・インド人もビックリ、であります。
しかし、先日のネパール国内での中国の経済的な動きなどを目の当たりに見ますと、やっぱし日本も種銭をバラまかなきゃ芽も出せない、と言う事なのかな、と思う訳です。
いや、大企業とか、そんな関係の話しで下々の者には直接は縁の無い事なんですけれども、しかし、風が吹けば桶屋が儲かる的論法では、先の時代を見据えてやって行かなくちゃならないんだろうな、と、思う訳です。
安倍チャンのトップダウン方式・・・強引との印象も受けますけれども、今の日本が勝負しているのは独裁政治の中国ですからね、このくらいの力と速度でもって対峙しないと簡単に負けると思います。
それは国内に目を向けてもそうなんで、抵抗勢力はバッサリと切って行かないと事は進まない訳です・・・この度の財務省と税調を押し切った安倍チャンの力技も、公明党と来年の選挙対策と見る向きもありますが、政治と言うのはとどの詰まりは、税金を集める事と、それの再分配が最大の仕事でありますから、いつまでも税金は財務省が、では無いと私なんぞは思うんであります。
しかし、財源が不明確な所はナニな訳ですが、それを一般平民に掛けたんでは本末転倒な訳でして、安倍チャンの評価はここで決まると思います。

ついに、世界の共通認識に……K-POPガールズグループがロス空港で「売春婦認定」!?

いや、これは・・・アメリカってそんなに馬鹿じゃないんで、何か他に確信的なネタを持っていたんじゃないんですかぃ?
セクシーな衣装を持って居たったって、そんなのは役者や歌手ならアメリカ人や日本人だって持ってるでしょうに・・・荷物の中身でってのがもしもホントーなら韓国人の疑われ度はスンゲェ~、と、逆に驚きでありますよ。

ここから無断引用・・・↓

彼らは誤解を解くために右往左往したが、なかなか理解してもらえない。結局、心身ともに疲労したメンバーを気遣って、撮影をあきらめて韓国に戻ってきたという。

ここまで無断引用・・・↑

いや、記事の額面通りには受け取れないと思うんですけれども・・・入国できなかったんでしょ?

4年前ですけれども、私はディパックの中に刃渡り18センチのナイフを入れたままデンバーの出国審査を通過し、機内に持ち込んでカナダに入国する時にそれがバレて・・・アメリカでコレ通ったの?と、笑い話になっちまいました。
当然入っている事さえ知らなかった私も大笑いして、所持品を放棄する事でなんて事無く通過しました。
私はアメリカと軍事的に敵対する国への入国も無いのでナンの引っかかりも無く通過なんでしょうけれども・・・まっ、分りませんけどね。
でも、この度の靖国での爆発事件の韓国の反応なども異常でして、常識では分り得ない韓国のアレコレ・・・まっ、尻振りダンスは益々過激になっているんでYouTubeでたまに見てしまいますけれども。
でも、今年、たった一泊ですけれどもソウルの街を歩いてみて、あんなに可愛い娘には出会いませんでしたぜ・・・おっさんはスケベですから、少女時代とかがドガチャカドガチャカと闊歩してるのを期待して行ったんですけれども。









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朝の独り言(雑談)

2015-12-12 08:45:48 | 日記的雑談
12月12日 土曜日 天気快晴 無風 やや暖か・・・師走の風は感じない穏やかな朝であります。

昨日、少し街場へ出向いた訳ですが、師走もクリスマスもあんまし感じない、小振りのイメージでありましたが、皆様の街に置かれましては如何なモノでありましょうか? ソーですかぁ~クリスマスとか師走なんて宣ってる暇はないですかぁ~。
私事で恐縮ですが、家には子供も居ないし、大ジジイと半年寄りの家庭ではそう言うイベントも殆ど興味もなく、あらっ?と気がつけば新年、なんて具合なんだろうと思っております。
昭和の40年頃、紅白歌合戦をテレビで見るのは国民の義務だと思っていた頃が懐かしいです・・・一夜明ければお年玉!!! ここでしたかね、味噌は。

テレビの扱いはクリスマスよりもバレンタインそれよりもハロウィンてな感じですか?
私の好きな年中行事は 1位七五三 2位桃の節句 3位端午の節句 って、子供も居ないのに子供の節句が好きです。
ホントに、精神的にすっかりジジイなんでありますね・・・未来へ向う子供の姿が好き、なんてね。
でも、女子に限ってのことを言えば、もう少し育って、色気づく年頃の姿が一番好きですけれども、それを公言すると変態とかエロオヤジって言われそうなんで内緒にしますけど。

変態と言えば・・・殆ど毎日のように盗撮して捕まる人のニュースが出てるんですけれども、スカートの中を覗いてナニが楽しいのか、自分も大概変態的ですけれども理解不能な訳です。
覗くだけでしょ? 言ってみればただ見るだけ・・・触れもし無いし・・・おおっと、それは痴漢と言う別ジャンルの変態行為ですね。
私には理性があるので理解しないように制御しているのか?
でもね、スケベと変態は違うと思うんですよね・・・何処が違うのかと言うと、スケベの全ての行為はナンでアレ合意の元に成り立つ、が、変態はそれを無視して個人プレーに走る!!! 違うか?

消費税が上がる・・・確かに暮らし向きとしては厳しくなるんだけれども、しかし、私的に言えば、日本のインフラとか、色んな意味での快適性を維持する負担は仕方が無いかもなぁ~と、思うんであります。
辺鄙な国は税金も安い・・・まっ、所得が低いと言うか、失業率50%なんて言う国だと税金の取りようが無い訳で、だからインフラ整備も覚束ないとか、快適な暮らしとは縁遠くなる訳です。
沢山稼いで持ってる奴から取れと言うのも、貧乏人の心情としては分らなくも無いんですけれども、しかし、日本の税制って複雑で、大きな財産はだいたい3代先まで継ぐと消えちまう事になっている訳です・・・まっ、節税方法は色々あるんで一概にはナニですけれども。
そんな訳で、やっぱし生活の質の向上を求めるんならある程度の負担増は避けられない、なんて物わかりの良い事を宣う私は安倍ちゃんヨイショ、でありますか?

いや、高速道路とか国道を走ると20年前より確実に劣化してると思うし、錆びたガードレールの交換や清掃、道路脇の草刈りなんて目立たない事もそうとう疎かにされているなと思う訳です・・・高速の整備が悪くなったのは道路公団が民営化してからなんで理由は他にあるのかも知れませんけどね。

高速の話しが出たついでと言ってはナニなんですが・・・JRって、近頃つまらない事故が多すぎると思いませんか?
私しゃこう見ている訳です・・・国鉄時代の感覚がすっかり抜けて社風が変わった、と。
恐らく、経営的観点と言う、利益を出す工夫の方が先行する体質になり、上の方からそう言う感じで支持命令が下りて来るんじゃないかと思う訳です。
利益出すには売り上げを伸ばすか経費を削るか、それしか無い訳で、売り上げ伸ばすのに経費使えば安全面とか他の部分を削ったりするとか、売り上げ伸びないのに利益出すとすれば、ナンでカンでの経費を削る・・・一番効くのは人件費ですかね?
なぁ~んてね、無職のオヤジが好き勝手を宣っておりますが・・・まっ、いいでしょう。






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