スワヤンプナート寺院へ行って観た
タメル地区の南西にある仏教寺院、スワヤンプナートまでは徒歩で1時間ほど。
まっ、迷わずにスタスタ行ければ48分くらいで行けるかも知れないが、たぶん、普通の人は歩かないと思う・・・カトマンズの雑踏の道は歩くと精神的に疲れるので嫌になる事間違い無し、です。

スワヤンプナート正面入り口(たぶん)

マイク真木さんが読経していた(多分人違い)

通称モンキーテンプル 猿に水をやる人
とても急で長居階段を上って行くと、間もなく頂上と言う左側に料金所が有った。
やるなぁ・・・もっと下であれば私は200Rsを惜しんで撤退する所なのだが、ここ迄登っちまったからには残り20段・・・登りたいじゃないかぃ? と。
で、何処の観光施設でもそうなのだが、外国人200Rs、ネパール人50Rsなどと格差をつけた料金設定が為されているのだけれども、しかし、外国人は確実に取られるけれども、地元国民は絶対に無料なのだ・・・カトマンズ近辺の何処の施設も全てそうだったので、腹が立つので料金表表示は外国人だけにして欲しいと思った。
気持ちの問題ですからね・・・ルールが守られない事に憤る訳ですから。

展望台からはカトマンズの街が一望できる
さて、汗をかきかき登って来た甲斐があったかと言うと・・・嬉しさも中位なりスワヤンプナート、でありまして、うむっ、初めて見ました、と言うのは大きな金剛杵(ドルジェ)だけでありました。
で、物の本に拠りますと、13世紀には既に存在したらしい寺でありますが、チベット仏教の歴史がもっと浅いと私は思ってますんで、どーなんだかなぁ~・・・寺が有ったとしても、現存する仏教ではないはずだよな、なんて事を思いながら眺めたのであります。

ストゥーバ ご本尊は大日如来 らしい

日本の真言宗でも使うドルジェ 巨大です
で、土産物屋が所狭しとありまして、色んなものを売っている訳なんですが、やっぱし、タメルの土産物屋を冷やかして買った方が安いな、と言う感じでして何も買いませんでした。
で、チベット名物を売る時の一つのパターンを見つけたんですけれども、自分らの父母ははチベット人で弾圧を逃れて来てここに落ち着いた、そして、チベットの伝統的な小物を商ってやっとこさ生活しているのだ・・・だから買ってくれ、と。
確かに、この寺の近くにはチベット難民の居住地が有るのは確かですのでホントなんでしょうけれども、あんまし協調されると退いちまうよな、と思ったのでありました。

仏教寺院なのにガルーダも書かれているような

持世菩薩 一番人気なんだとか
で、そもそも国民の7割か8割がヒンドゥー教徒なので参拝者もそっちが多い訳であります。
なので参拝方式もヒンドゥー式になっちまいまして、恐らくヴァスダラ・・・漢字では持世菩薩だと思う石仏もヒンドゥ色で赤く染まっている訳であります。

境内のヒンドゥー教ハリティ寺院の柱の彫刻

ヒンドゥー教ハリティ寺院は異教徒立ち入り禁止
ヒンドゥー教のボスはシヴァ神でありましょう・・・で、シヴァ神は情熱的で絶倫の神様で、美人の妃パールバティーと常に睦まじい訳であります。
それを讃えての事なんでありましょうか、ヒンドゥー教のシンボルに男根がある訳です。
なので町中の路傍からヒンドゥー寺院の柱迄、男根信仰は見られる訳であります。
なんか、この状況をネパール女性が好むとすると・・・歌麿ではない自分は少し引け目を感じる次第であります。

手の形から文殊菩薩と思うが 美しい乳です

これも文殊菩薩と思うが 定かでは無い
向かい合った2体の観音様なんですけれども・・・どちらの菩薩なのか自分には分かりませんけれども、左手の形から推測して文殊菩薩かと思います。
まっ、シロートなので分からないのが本音であります。
物の本に拠れば、ネパール想像の神話の主役だそうで人気者なのだそうであります。
しかし、この顔つきと美しい乳はチベット仏教ではなく、間違いなく南方系の雰囲気だと思いますが・・・分かりませんけど。