あっと言う間に1月7日、松の内も今日までですね。1月15日までという地方もあるようですが、いつまでもお正月気分という訳にもいきませんので、二宮町商工会の松飾りも今日でお役目終了です。
ところで、江戸時代は市中を焼き尽くすような大火が何回もありましたが、鰹節で有名な「にんべん」の店舗は享保6年(1721年)の建築以来度重なる火災にも類焼をまぬがれて残り、大正12年の関東大震災で焼失するまで200年以上も火事に遭わなかったそうです。竈神にお供えする荒神松との結びつきからでしょうか、「にんべんの門松は火災除けになる」という俗信が広まり、年の瀬に門松を立てると通りすがりの人が松を抜いていくため、正月を迎えるまでには丸坊主になってしまったそうです。
にんべんが火事をまぬがれたのは、店舗が堅牢な土蔵作りであったことに加えて、主人が四半刻(約30分)もの時間をかけて火事の予防をすることが日課になっていたからですが、このように念には念を入れたチェックで事故を未然に防ぐことを江戸しぐさでは「念入りしぐさ」と言います。二宮町商工会でも念入りしぐさを徹底して事故ゼロに努め、それにあやかろうとする人に松飾りを丸裸にされる日がくることを目指したいと思います。
ところで、江戸時代は市中を焼き尽くすような大火が何回もありましたが、鰹節で有名な「にんべん」の店舗は享保6年(1721年)の建築以来度重なる火災にも類焼をまぬがれて残り、大正12年の関東大震災で焼失するまで200年以上も火事に遭わなかったそうです。竈神にお供えする荒神松との結びつきからでしょうか、「にんべんの門松は火災除けになる」という俗信が広まり、年の瀬に門松を立てると通りすがりの人が松を抜いていくため、正月を迎えるまでには丸坊主になってしまったそうです。
にんべんが火事をまぬがれたのは、店舗が堅牢な土蔵作りであったことに加えて、主人が四半刻(約30分)もの時間をかけて火事の予防をすることが日課になっていたからですが、このように念には念を入れたチェックで事故を未然に防ぐことを江戸しぐさでは「念入りしぐさ」と言います。二宮町商工会でも念入りしぐさを徹底して事故ゼロに努め、それにあやかろうとする人に松飾りを丸裸にされる日がくることを目指したいと思います。