NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

SURF’90の同窓会

2012年06月10日 | 日記
今から22年前、相模湾を舞台に「SURF'90(Sagamiwan Urban Resort Festival in 1990)」というイベントが開催されました。

当時、相模湾は漁業者とレジャー客とのトラブル、交通渋滞、港の活性化など様々な問題を抱えていました。

SURF'90は、相模湾で何をなすべきか、何ができるのかをイベントという方式を使って考えるものでしたが、予算総額90億円という壮大な社会実験でもありました。

事務局は、県庁と沿岸5市の職員、大手企業の社員、広告代理店のスタッフなどで構成されており、私もその一員として参加していましたが、既存の法制度やシステムとの戦い、地域との合意形成、巨額の協賛金集めなどで、胃に穴が開くような毎日が続きました。

「三晩完徹しました。」とか、「今朝起きたら40度の熱があったので、医者で解熱剤を打ってもらいました。」などとのたまう戦士ばかりでしたので、私も月の残業が200時間を超えても何とも感じませんでした。

その後、SURF'90がきっかけとなって、かながわ海岸美化財団の設立、三崎港でのフィッシャーマンズワーフの開設、平塚海岸でのビーチバレーの隆盛、レディオ湘南の開局、沿岸の海水浴場でライフセービングの普及などが進んでいます。

昨日は、その同窓会が開かれました。





既に、ほとんどの仲間はリタイヤしていますが、当時の思い出に浸る姿はなく、現在と未来について語り合うという、何ともSURF'90らしい時間を過ごしました。

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