ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

ベクレルの嘆き5「地盤傾斜のタンク」から

2013-11-02 08:16:14 | 日記
前日タンクから新たな汚染水漏れが発覚して「管理がずさんすぎる遺憾だ」と10/3県庁応接室で原子力関係部長会議の席で佐藤知事が声を荒げたという。しかし、福島県の顔が全然見えないと昨日指摘した。ずさんな管理を戒める前に、現実に作業員が不足している。たた
指をくわえて眺めているだけでなく県は作業員雇用の支援などできるはずだ。

汚染水漏れは突貫工事で、材質の悪さなど昨日記したが、
33万トン(1基は1,243トン)もの汚染水は植物の堆積からできた地盤の軟弱からくる傾きで、東電はタンク傾斜が1%以内で使用可能としている。しかし、9月には震度5強の地震が10月26,30日には四倉町真東328.9km、37.4kmの地点地下10~20kmで震度4,3の地震が発生している。
急造成地に加え軟弱な地盤に地震と度重なる台風など影響が大で、タンクの傾きは最大で2.4%に達していたという。

人不足も手伝って、確認の水位計はタンクの一番高い所に設置して機能を果たしていなかったという。目で確認しても移送水が漏れることは確かに管理がずさんであるが、絶対数の人員不足であり、汚染水がなくなればいいことで、多核種除去設備(ALPS)の本格稼働が待たれる。