ブログ仙岩

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震災と原発事故で絆婚という言葉が

2013-11-22 08:55:54 | 日記
今日11月22日は数字のごろ合わせで「いい夫婦の日」という。今朝のラジオでは夫に先立たれたが、心の中ではいつまでも深い絆で結ばれているとか、今日が結婚記念日という方が多く、親に感謝しているというお便りが満載であった。

リクルートブライダル総研の調査では、全国2000人の既婚者の6割が「今の人が結婚相手でよかった」と答えたという。
また、震災に続く原発事故で、自由気ままな独身生活よりも一人でないという安心感で結婚に踏み切った人が増えたという。震災前より夫婦間の絆が強くなり相手を大切に思うようになった。
この結婚のありようは、曽野綾子さんが言う本当の絆であり、見ず知らずで、ボランテイアなどの支援で交流ができたことを絆が強まったと簡単に使うものでないと戒めている。長い結びつき即ち継続して初めて絆ということであろう。

そして、絆は本来、犬や馬を通りすがりの立木につなぐ綱のことで、しがらみや束縛などの意味でつかわれていたが、人と人との結びつきを絆と使うのは最近のことであり、絆創膏(ばんそうこう)の絆(ばん)に使われている。本来の意味からちょっとした交流を絆と言わないないだろうということか。

今でしょ、アベノミクス、じぇじぇじぇなど新語が発表されたが、人生過去現在未来があるが大切なものは現在で、過去は変わらないが未来は腹の据え方で変わるもの今が大切でしょ。