ブログ仙岩

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除菌生活は不安症を助長する

2013-11-24 09:18:23 | 日記
意志薄弱なウヌボレ屋の脳を支配するのは腸で、「脳はバカ、腸はかしこい」の作者藤田紘一郎氏は東京医科歯科大の脳外科で自宅で転倒頭を強打し穿頭手術を受けた。主治医から脳がバカなんて言うから罰が当たったんじゃないかと。

チンパンジーは未来を思い悩んで絶望することはなく、今この空間に生きているが、人間は原発の不安から風評が蔓延したり、インフルエンザから身を守るためワクチンを接種したりして不安を解消している。また、人の未来を予測したりと想像力で希望も生まれる。

カナダのハミルトン市のマックマスター大のフォスター博士は腸内細菌が学習、記憶に与える影響は正常マウスより無菌マウスの方がより不安を感じるという。腸の声を無視して暴走する脳のために不安になり、病気の不安解消で悪玉細菌から身を守るため除菌して善玉まで殺菌してしまい、除菌製品販売のCMにも載せられて、アトピーやアレルギーをも増加させている現実がある。不安症の代表スギ花粉症はその典型的なもの。

手洗い、うがいをしても風邪を引いてしまったら、疲労などから体力が弱り撃退細菌が働かなかったためで、風邪薬に頼らず、その風邪と仲良しになりネギ味噌湯をたっぷり頂いてぐっすり休むことであり、酒で不安解消することはいけないことである。