ブログ仙岩

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音楽を撮る木之下晃のトークを聞いて

2013-11-29 09:37:26 | 日記
今朝の「明日へのことば」世界の巨匠を撮る「木之下晃」25.10.5田原市収録を聞いた。

1936年長野県諏訪市生まれの木之下晃さんは、日本福祉大卒業後、中日新聞、博報堂を経てフリーランスになり、世界のコンサートホール、歌劇場、音楽をテーマに撮影活動している。

個人に撮影させないカラヤンが記者団の質問に答えていたとき、ボーイが水を持ってきたときの服装に光が反射したカラヤンの写真を見せると喜び、白く浮き上がった写真を見せると破かれたという。
それから、撮影が認められ、指揮しているとき、カラヤンの足もとから見上げる写真を撮ると、後ろから演奏が聞こえる写真になったという。

また、木之下さんより一つ上の小澤征爾の指揮を撮る時は、緊張し、しっかり見て、叩くそして絵にするという。
自動デジタル写真は一般的で、その人の個性がなく、シャッタースピード、露出を決めて撮影すれば、撮影者の人間味が出るという。オリジナル一枚が絵になり、パリ、ウイーンのオペラ座の撮影は大変興味があり、文明発展の終焉という。日本でもバブル時代に2000近くコンサートホールができたとか。

取材や撮影を嫌った画家トーヴェ・ヤンソンは木之下の写真を気に入り、本にさせてくれたとか、歌うカラスの写真など世界の巨匠を撮る木之下さんに魅せられた朝で、今日は何か良いことがありそうな気がする。