ブログ仙岩

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高齢社会で幸福感を味わうためには?

2013-11-11 09:34:53 | 日記
定年後自分でしたいことが見つけられない人は老人として成熟していない人と言える。

フィリピン、タイ、インドネシアなどの労働移民を日本はなかなか許さなかったが、インドネシアとフィリピン人の介護福祉候補生99人を2012年95人が国家試験を受験、36人が合格した。有効求人倍率は全体の0.72倍に対して介護職は1.96倍で常に人手不足である。家族のために覚悟を決めて、出稼ぎに来る女性に対して政府は語学問題をもっと柔軟に対応できないのか。

1点刻みで合否を決めるやり方はまずいと、共通一次試験から大学センター試験に、これが到達度を見るものに代わりそうだ。
介護試験でも、日本語の習得で帰国せねばいけない女性には、病人や老人を楽しくするより人間的な人がいるはずだ。学問も出来る有名大学を出てても人間を理解できない人は周囲の不満から他罰的で感謝の気持ちがない人よりずうーとましである。

殆んど日本語が分からない人でも、質問の言葉や有難うのあいさつはできるはず、介護される方はやさしい癒しが欲しいので、専門用語を使う人ではない。車椅子のおばあちゃんを窓際に連れて行き、「おばあちゃんお花きれいだね」すると、おばあちゃんは梅の花だよと答える。ありがとうおばあちゃん、これでまた日本語一つ覚えたよという会話から、幸福感が満たされる介護はできるのだと。