ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

ガレキで出来た夏井川河口の防波堤

2013-11-13 09:01:51 | 日記
大分前になるが、どこも受け入れない震災ガレキを島田市が受け入れを表明したことに触れた。
このほどこのガレキを利用していわき市夏井川の河口から南(美空美ひばりの歌碑が建つ塩屋岬の方向)に防波堤が完成した。画像は11/5撮影で手直ししている防波堤。ここは震災前まで防波堤なしの松林と砂浜で、珍味のボウフウやハマナスの生育地でもあった。

2年8か月過ぎても、沖縄、九州、四国そして、山口、鳥取、岡山、兵庫、和歌山などは焼却するガレキを受け入れないという。宮城県は焼却ガレキ処分は終了したようだが、ここ福島は特に双葉郡内は手つかずの状態である。

フィリピンの台風で壊滅的被害を受け略奪横行というのに、東北三県の被災地では整然と並び援助物資を受け取り、私はいいからと他人を優先させる映像に世界が感動したはずだ。なのに未だに、放射線量測定で安全が確認されたガレキでも受け入れを拒否する自治体や市民団体が多く東北の自治体は受け入れているのにと問題である。

小泉元総理の発言でも、今すぐ原発0というが、評論家の言う理想で、数学者岡潔氏がいう「人は理性の上に住めても理性の中には住めず、まして理想のなかには永久に住めない」と。