オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

鯛と初節句

2011-03-06 | Weblog

3/5(日) 昨日の土曜日、昨年9月に生まれた長女の娘の初節句の祝いや新居のお祝いをかねて旦那の一家が我が家から程近い新居に参集した。近所に住まうことから、この日のお祝いの魚を用意することとなった。

生憎前夜の酒がたたり体調不良ながらも、奈加野の店主に付き合って貰い、築地市場へと買出しを敢行した。魚は簡単に入手できるだろうと思っていた。処が、鯛は不漁とかでどの店も殆ど在庫が切れであった。

当方が体調不良なら、鯛も不漁とは之如何に!何て遊んでいる場合ではない。弁当オヤジの沽券に関わると、奈加野の店主が馴染みの卸屋に頼み込み探してもらった。何処も注文があった品を揃えるのに精一杯とか。天然物はこう云うことがあるのだ・・・。

いや~こんな状況になるとは・・・。品が少ない=高い、となる。天然物がこの日はK/8000円~11000円の高値とか。漸く小さいながらも活魚を一本と、注文流れになった一本を入手できた。

                         

                          奥の小さいピンク色が活〆

活け締めをしてもらい、イクラ、ハマグリを購って市場での仕事を終えた。
そして、何時ものごとく場内の食堂にて朝の食事とビールとなった。旨いコーヒーを「愛養」にて飲み帰宅となった。

魚を捌くのは家人、私は土佐風田舎五目すしを作りお役御免となった。14時過ぎ、長女宅に参集。久し振りに先方の家族、福岡から旦那のお婆ちゃんも来てくれ、愉しい会となった。

                          

 

 人形町~池袋~要町へと夜は続く

そしてその前夜、金曜日に戻るが。夕方、以前横須賀にて一緒に仕事をしたU氏が何年ぶりかで東京勤務になって戻っていた。その彼が、時間が取れたと会社に訊ねてきた。当時一緒に仕事をしていた我が社のS君と三人で一杯となる。

処がこの夜、私は前々からの約束で池袋にてK大兄、N大先輩との懇談があった。取敢えず遅れる旨を連絡し、一時間半ほどU・S両氏と旧交を暖めた。あっちもこっちもと体が二つ欲しいところ・・・。

大幅に遅れて池袋の夜に突入とした。店はK大兄御用達の「野武士」。女将さんが「あ~さんはお腹が空いているでしょう」とオムスビを出す。パクついたところ、これが何と、煮卵入りのオムスビなのだ。こんなの初めて!「女将さんの故郷の信州ではこうなの?」と訊くと、東武デパートで売っているそうな・・・。

K大兄やN大人の詫び寂びの効いた渋い喉を堪能しているうち、何時の間にやら店が込みあってきた。22時半頃か河岸を替えることとなった。池袋から一駅か二駅の要町へと流れた。

この店もK大兄の行き付けの様子。店の客同士でゴルフ会をやる仲とか。この店のママさんも「野武士」の女将と似たような太っ腹系。中々の大人と見受けた。(しかし、店の名の記憶なし)

                            

ママさんは佐渡の産だとか、佐渡から届いたと云う「白子ポン酢やフグ卵巣漬け」など頂く。佐渡の食い物談義を聴きながら、K大兄・N大人の唄を聞き、負けてはならじと私も下手な歌を唄う。歌でも唄ってないとアルコールが体に沈殿するのだ・・・。決して唄うのが好きな訳ではないのです、決して!

                            

そして何時のまにやら、店仕舞いの時間。池袋まで車で送ってもらい、JRに乗り渋谷へ。東横線の終電車に何とか間に合った。(問題は、池袋に来ると何時もK大兄の世話になることだ・・・)  

流石にこの夜は「古本BAR」を避けた。明朝の築地買い出しのことが、重くのしかかっていた所為か?

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニ種の弁当

2011-03-04 | Weblog

3/4(金) 早や週末となり夜の部が激しくなりそうなので、弁当箱は持参しない。酒場をうろつきながら弁当袋を提げていると、酒毒にやられた脳と体が大事な弁当を忘れそうになるのだ・・・。

今日はオムスビのつもりでいたら、昨夜次女が帰宅。連泊するのでお弁当がいいとの要望あり。何の沽券もないオヤジは、唯々諾々と仰せに従った。そんな訳で、家人と次女はお弁当に、私とK君はオムスビとふたコースを用意した。

オムスビの部は、鮭と佃煮(二種)、出来合いだけでは面白くないと、鶏挽肉を刻み生姜・ネギを味噌・天ジャン面で甘辛に炒めた「鶏味噌」を作った次第・・・これが中々のお味で上々の出来栄え。

              

弁当箱コースは、以前に作り置いた冷凍ハンバーグと鶏肉&根菜(大根・人参・蓮根)の旨煮。そして定番、卵焼きである。オムスビ用の最上肉味噌と鮭が残ったので、これも弁当に乗せた。なんと云っても、鶏肉の旨煮が絶妙、これに上々の鶏味噌が加わった。無敵弁当とでも呼びたいくらいである・・・?

                       

お米は4合弱を炊き、ホカホカご飯を握る。結局出来合いの佃煮は出なし。オムスビは、鶏肉味噌と鮭の二種。Kに三個、私は二個の分配となった。

                       

次女と家人には、今日の弁当「心して食すよう」と厳かに言い渡し、今朝の弁当の儀は終わった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンドイッチ

2011-03-03 | Weblog

3/3(木) 今日は雛祭り、節句である。春のはずが、昨日からまた冷え込んできた。札幌のT女史のメールに「北国も春の兆し」とあり、東京は日替わりで春が来ていると返信したが、ちょっと早かったか・・・。

我が家(否、長女宅だ)では週末、長女の娘の節句の祝いをやる予定。鯛を蛤をと用意をさせられるのは私。築地へでも仕入れに行くか、はたまた渋谷の大将にお願いとなるか。

今朝ほど田舎の従兄弟から電話があり、猪肉を送ろうかと云うので併せて田舎すし用の筍を願った。てまいら酢を使った土佐風の五目すしと筍すしを作る所存。

さて置き、何で長女が登場したかと云うと、今日の弁当はサンドイッチ。このサンドイッチを狙って朝から襲撃されたのだ。昨夜、帰宅すると長女が来ており、今朝のメニューを耳にしていった。「私も食べた~い」と言っていたが、近所とは云え、本当に来るとは・・・。(オヤジ譲りの食いしん坊だぜ!)

と、云うことで今日は「サンドイッチ」です。

先週末もサンドであったが、残念なことに私は食べそびれた。今回は種類を替えて肉系のサンドとした。帰宅前の散歩もせず、駅前の東急ストアに直行して食材を調達、中々の熱の入れようである。

マフィン4個と玄米食パン10枚切り、これに使う具は「ハンバーグ」「鶏ササミ肉」「ゆで卵&ポテト」他にはレタスと胡瓜・シメジ。ハンバーガーに一緒に挟見込む目玉焼き(表裏焼き)であります。

合挽きの挽肉にタマネギ・シメジ刻み炒め、塩胡椒にナツメッグ、繋ぎのパン粉と卵で混ぜ合せてフライパンで焼く。鶏肉はササミの淡白なもの、塩胡椒と仕上げに醤油+秘密の調味料を加えて濃い目の味付け。付け合せにするシメジを炒める。

                        

卵とポテトを茹で、目玉焼きを作りと・・・朝から、結構に忙しいのだ。
できあがった頃に長女が登場し「私のサンドイッチできた~」。バカヤロウ~お前の分なんかネエヤ!と言いたいところ。

                        

かくして、特性マフィン・バーガー、照り焼き風サンド、ポテトサンドなどが出来上がった。

                        

今日は、自分で喰うぜよ・・・。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牛煮込み

2011-03-02 | Weblog

3/2(水) 今朝は牛小間を煮込み、牛丼風の弁当にした。牛小間を私好みのすき焼き風に、タマネギと椎茸・蒟蒻とで煮る。味付けは濃い目、酒・砂糖・醤油で煮るのが私流である。

酒はたっぷりと砂糖・醤油も多めだが、煮あがってみると肉の味がいまいち。安い肉を使うとこう云うことになる・・・。ヤケクソで焼肉のタレを加えたところ、これが面白い味を引き出した。

                       

他の菜だが、作る気もしなかったが、何かないと落ち着かない。そこで、牛蒡・蓮根・人参を千切り薄きりにして暫く水に晒し、ピリカラの炒め煮にした。味付けは唐辛子、砂糖・醤油、酒少し。

                       

以上二品が今日のお菜。私とK君は牛丼風にした弁当。家人はドンブリは嫌がるので上品に、菜とご飯は別にする。かくして、今日も何時ものように三人前の弁当となった。

                       

しかし、菜も似たような物となるのはこれ如何に?


本日の使用食材は「牛小間300g」、タマネギ中2個(タマネギがマッタリと煮えたところが旨い)、蒟蒻一つ、椎茸小4個、(人参の残りきれっぱ)以上が牛小間煮込み。
ピリカラ炒めは牛蒡1本、蓮根半分、人参中を三分の一、蒟蒻少々、以上でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鶏の唐揚

2011-03-01 | Weblog

3/1(火) 今日は鶏の唐揚となった。日曜日、弁当用に購った鶏肉の賞味期限が切れるので、どう調理しようかと思案をした。私好みの煮付け、オリーブオイルの香味炒め焼き、根菜との煮物、最後の選択が唐揚である。

家人に何が好いのかと訊ねると「唐揚」とかえってきた。仰せのとおりにと、唐揚を作ることとなった次第。ご飯を炊き、鶏肉を下味の調味料に漬け込む。小タマネギとアスパラ・椎茸を少し素揚げにする。後は、下敷きのキャベツを刻み、定番の卵焼きを作る。以上が、今日のお菜である。

                   

何時ものように三人前の弁当。記念撮影の段となったが、デジカメを会社に置き忘れた。携帯電話で不鮮明な写真となった・・・。

 「あ・り・さ・ん・歩」

昨夜、U老分とソバ店「高松」から何時ものチャリンで一杯、仕上げにご丁寧に博多ラーメン(当然、替え玉付き)とビールの肥満コースをこなしてからメトロの人となった。

中目黒で停車中の連絡電車に飛び乗って『一駅分の不足』が過った。次の祐天寺で下車、祐天寺~学芸大学を歩き、2月の予定駅数を消化したのである。

学大では、我が家110歩手前の古本BARにて赤ワインを片手に二階に上がり、暫く本を漁ってから帰宅した。店主は何処ぞでお遊びのようで不在、お陰で早く帰ることができた。

今朝は、鞄と二つ分の弁当袋を手に、片手は傘を差しての徒歩行となった。行き先は渋谷である。10時30分から道玄坂にある某社での打ち合わせ。朝から小雨を衝いてのあ・り・さ・ん・歩。

所要時間を概ね60分と見込む。距離にして4km程か、駅数では僅か4駅である。祐天寺を過ぎる頃から体が温まる。駒沢通り、恵比寿手前の旧山手通から246号玉川通りに出て右折すれば道玄坂上に至った。所要時間は、予測どおりに60分。途中熱くなり、速度を落として汗を抑えた。

訪問先の手前で珈琲店に入り時間調整をする。余裕たっぷりの直出と「あ・り・さ・ん・歩」であった。

 「U老分」

Uさんは、今月で71歳となる。従ってU老、或は老分と呼ぶが、老分とは大番頭の意。
我等が愛読書となっている佐伯泰英氏のベストセラー「居眠り磐音」に登場する江戸の老舗今津屋の大番頭が老分さんと呼ばれている(上方では大番頭を老分と云うそうな)。

そんなことから我が社の現役最長老に敬意を表し、此処では老分と呼んでいる。
このUさんが、中々面白く、愉快で、世間をよく知っており、人の気を逸らさない出来た人物である。
この人柄が好きで、閑なときには一緒に一杯やりながら老分の話を聞く。同じような出来事の繰り返しながらも、聞いていると気分が和み、落ち着いた心地となる。

そして老分の出来たところは、人の悪口を言わない・責めない、にあるのではなかろうか。
次回、このUさんから酒の席で聞く話等を、徒然に紹介したい思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする