やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

頼成の森のキノコ(45)キイボカサタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-08-04 13:04:04 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、五十音順に紹介していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

キイボカサタケは、イッポンシメジ科イッポンシメジ属の小型のキノコで、夏から秋にかけて、林内の地上に群生から単生します。「傘」は円錐形で、中央に鉛筆芯状の突起があり、黄色で乾くと淡色になり、湿った時には条線があります。「柄」は黄色、繊維状で、ときにねじれます。食べると胃腸系の中毒を起こすとも言われています。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《キイボカサタケ 2010/10/01》

《キイボカサタケ 2010/10/01》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカエグリバ(県空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2016-08-04 03:46:29 | 昆虫類

園路に沿って群植されたハギにとまっていた交尾中のキチョウの写真を撮ろうと植込みに少し踏み込むと、茶色の虫が飛び出してまたハギの植込みに飛び込みました。近寄って液晶モニターを見ると、枯葉にそっくりで、一瞬アケビコノハだと思いました。しかし、大きさが見たことのあるアケビコノハの半分ほどと小さいのです。しかもアケビコノハ独特の下唇鬚も見当たりません。

いろいろ調べてみると、どうやらアカエグリバのようです。同じヤガ科エグリバ類のガですが、アケビコノハは開張95~100㎜、アカエグリバは開張47~50㎜と半分ほどの大きさですが、前翅表面は枯葉模様でそっくりです。

《アカエグリバ 2016/08/03》

《以前見かけたアケビコノハ 2012/08/15(左写真)と2014/12/03(右写真)》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする