やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

頼成の森のキノコ(43)キアシヤマドリタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-08-02 03:31:43 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、五十音順に紹介していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

キノコについては詳しくないので、説明文は『カラー版きのこ図鑑』などを引用してきていますが、「キアシヤマドリタケ」は見つかりませんでした。そこで、ウェブサイト『きのこワールド/きのこ図鑑/キアシヤマドリタケ』の記述を引用します。「夏~秋、広葉樹林の樹下あるいは林縁に群生、散生。カサ径5~11cm、初め暗オリーブ赤褐色だが、次第に淡色になる。管孔は湾生し黄色~オリーブ色。柄はカサより淡色で、全面に隆起した網目がある。学名のBoletus auripesは初めコガネヤマドリに当てられていたが、誤適用ということでコガネヤマドリは変わっている。和名は仮称が何種かあるが、『北陸のきのこ図鑑』に掲載されている本和名が妥当のようである。」

ほかのウェブサイトによると、「傘」の裏側が特徴的で、黄色の「管孔」が最初は白~黄色の菌糸で覆われているとのことです。

《キアシヤマドリタケ 2009/07/29》

《キアシヤマドリタケ 2010/09/09》

《キアシヤマドリタケ 2010/09/09》

《キアシヤマドリタケ 2010/09/09》

《キアシヤマドリタケ 2010/09/23》

《キアシヤマドリタケ 2010/09/23》

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ニイニイゼミ(発音)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2016-08-02 03:16:00 | 昆虫類

梅雨も明け、夏本番。セミの季節です。

ケヤキの幹にとまってニイニイゼミが鳴いていました。鳴いていることがわかる画像を撮ろうとしましたが、鳴き声は写せません。鳴くときの腹の動かし方について『森の合唱団ーセミの世界をたずねてー』にわかりやすく説明されているので、ニイニイゼミについての記述を引用します。「…セミの鳴き方を見ていると、腹の動かし方に、いくつかの形式があるのに気づきます。➀腹をそらせ、かすかに振動させるほかは、目だった動きがありません。…②これは➀に似ていますが、ときどき思いきり腹をのばし、つぎの瞬間にはまたちぢめます。これはニイニイゼミで、やはり単調ですが、腹の長さを変えるときだけ、声の調子も変わります…」

ニイニイゼミは、鳴いているとき、腹をそらせ、かすかに振動させるほかは目だった動きがないようなので、写真では鳴いていることがわかりにくいのですが、鳴かずにとまっているときと比べると、翅が少し開いていることがわかります(もっとも、この写真からニイニイゼミが鳴いていることを実感することはむずかしいとは思いますが…)。

セミの一生について、動作を「孵化」「羽化」「飛翔」「吸汁」「交尾」「産卵」など熟語で表すことができるものが多いなか、「鳴いている」という動作を的確に表す熟語が見つかりません。 『セミの自然誌』に「発音」とあるので、ここでは「発音」としました。

《鳴いているニイニイゼミ♂ 2016/07/24》

《鳴いているニイニイゼミ♂ 2016/07/24》

《とまっている(鳴いていない)ニイニイゼミ 2016/07/16》

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