やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

チャイロスズメバチ(吸汁)(県総合運動公園/富山市南中田)

2019-06-03 08:58:50 | 昆虫類

晴れてはいますが、先日までの真夏のような暑さではないので、久しぶりに犬の散歩を兼ねて総合運動公園へピクニックにでかけました。握り飯の弁当持参です。

昼食後に公園内を散歩していると、コナラの樹液に、オオスズメバチといっしょにチャイロスズメバチもやってきて樹液を舐めていました。ここでチャイロスズメバチを見かけるのは、初めてだと思います。

ウェブサイト『都市のスズメバチ/チャイロスズメバチ』(2019/06/03)では、チャイロスズメバチについて次のように述べられています。「体長は女王バチ30mm、働きバチ17~24mm、オスバチ20mm~27mmで、本州に生息するスズメバチ属6種のなかではやや小型の部類…頭胸部が赤褐色の他は、体全体が黒褐色をしており、他の5種との識別は容易です。2000年以降分布は拡大傾向にあり、西日本各地で営巣や成虫が確認…しかしながら、発見例は少なく現在でも極めて稀な種…。本種はキイロスズメバチやモンスズメバチの巣に女王が単独で入り込み、相手の女王バチを殺して巣を乗っ取ることで知られ、…。このような性質を持ったスズメバチを社会寄生性のスズメバチと呼んでいます。」

富山県内でも、10年ほど前からときどき見かけるようになっています。


《オオスズメバチといっしょにコナラの樹液を舐めるチャイロスズメバチ 2019/06/02》 


《オオスズメバチといっしょにコナラの樹液を舐めるチャイロスズメバチ 2019/06/02》 


《コナラの樹液を舐めるチャイロスズメバチ 2019/06/02》 

※ 帰宅後、テラスに置いてある(先日ブログで紹介した)ヒオドシチョウの蛹が、中の翅の模様が見えだすなど羽化しそうだったので、本を読みながら羽化の決定的瞬間を見ることにしました。
  突然、眼の前10mほどの低空をハシボソガラスが横切り、その後を2羽のセキレイが鳴きながら追いかけていきました。間近に飛ぶカラスはまるで巨大な猛禽で、口に何かを咥えていました。どうやら、巣立ち雛を襲ったようです。カラスは近くの電柱にとまり、雛を食べていました。この日はその後も、一度、同じような場面を目撃しています。巣立ち雛が生き残るのはなかなかむずかしいようです。(この日は、朝からハシボソガラスの様子がいつもと違い、家並みの1階の屋根のあたりで騒いでいました。)住宅地でカメラを構えるのは嫌がられるので、残念ながら写真は撮っていません。
  ヒオドシチョウの蛹は、結局その日は羽化しませんでした。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする