猿倉山中腹の林の中にあるキャンプ場の炊事棟で、緑色のキリガの仲間の蛾が、コンクリートの壁にとまっていました。帰宅後、撮った写真の蛾を『蛾の生態標本図鑑』などの生態写真と比べ、アオバハガタヨトウにたどりつきました。
同図鑑によると、アオバハガタヨトウは、年に1化、10~11月に出現する秋の林の蛾です。幼虫の寄主植物は、ウラジロガシ(ブナ科)、サクラ類(バラ科)など。前翅は焦げ茶色で緑色の斑紋。横線は波状となり、外横線と亜外縁線の間、腎状紋、環状紋、基部付近は緑色。環状紋の外縁側には白色条。(などと転載していますが、私は絵合わせが主体です。)
(余談ですが、ゴボウトガリヨトウの紹介でも述べたように、「…ヨトウ」なる蛾は、我が家の家庭菜園の天敵「夜盗虫」を連想させ、敵愾心を持ってしまいます。)
《炊事棟のコンクリートの壁にとまっていたアオバハガタヨトウ 2021/10/18》
《炊事棟のコンクリートの壁にとまっていたアオバハガタヨトウ 2021/10/18》
※ 立山初冠雪
立山(3,015m)で10月21日に初冠雪を観測したと富山地方気象台が発表。
平年より9日、昨年より4日遅い。
昨日、山は2,000mより下の方まで白くなっていたと思います。
《立山初冠雪を報じる北日本新聞2021/10/22朝刊》