ポタリングの途中、北陸自動車道と立体交差する道路のトンネルの壁に、ガガンボ(の仲間)がとまっているのに気づきました。「なんだ、ガガンボか!」といったん通り過ぎましたが、何かちょっとふつうと違う感じがして、引き返しました。これまでに見たことのない大きなガガンボで、特徴的な黒い直線的な斑紋があります。
『ポケット図鑑日本の昆虫1400』『昆虫の図鑑 採集と標本の作り方』やウエブサイトなどで絵合わせをしましたが、合致するものが見つかりません。ひょっとしてと開いた『札幌の昆虫』にほぼ似た写真のガガンボが出ていました。ダイミョウガガンボです。でも、発生月が5~6月、大きさが20~23mmとなっています。
ウエブサイトでダイミョウガガンボを検索すると、出てくるのは「ギフダイミョウガガンボ」がほとんどで、「ダイミョウガガンボ」は1件だけ。念のため、日本産の全昆虫について1種または1亜種 (一部1変種を含む)を一つのレコードとしたデータベース「日本産昆虫目録データベース(簡易指定検索)」で調べると、「ダイミョウガガンボ」があって、「ギフダイミョウガガンボ」はありません。
ウェブサイト『ZATTAな昆虫図鑑/ギフダイミョウガガンボ』2021/11/02の説明「ギフダイミョウガガンボは本州に分布するガガンボ科ヒメガガンボ亜科のガガンボです。成虫の出現時期は4月から5月と9月から10月の年2回あります。大型のガガンボで、翅には「マドガガンボ」に似た独特の模様があります。」が、今回見かけたガガンボに最も近い説明でした。
私にはよくわからないので、とりあえず「ダイミョウガガンボ?」としておきます。
《トンネルの壁にとまっていたダイミョウガガンボ? 2021/10/26》
《トンネルの壁にとまっていたダイミョウガガンボ? 2021/10/26》