昨日のヒラタケに続き、今回も同定に自信のないキノコの仲間の紹介です。間違っていれば、ご指摘ください。(とは言っても、キノコ以外は同定に自信があるという訳ではありません…。)
カタクリの花の鑑賞のため林床を管理されたコナラの林を歩きました。虫たちはもちろん、時期が遅かったせいか?キノコ類もほとんど見当たりません。でも、立ち枯れた2本のコナラの根元に、黄褐色の立派なキノコが固まって生えているのが遠くからでもわかりました。一見してオオワライタケかなと思いました(私は、直観で生きてきて、詰めが甘いのです)。
オオワライタケは、初夏~秋に、広葉樹、針葉樹の朽ち木に単生~束生するフウセンタケ科チャツムタケ属の中型~大型のキノコ。「傘」は、黄色の地に帯褐黄色~橙黄色の繊維状鱗片に覆われます。「ひだ」は、明るいさび褐色、密で、直生~やや垂生。肉は淡黄色~帯褐黄色で苦い。「柄」は、傘より淡色で繊維状、淡黄色の膜質の「つば」があります。幻覚性の中毒を起こします。(『カラー版きのこ図鑑』参照)
オオワライタケについて、以前(2010/10/15)に頼成の森で写したオオワライタケとは、どこか違う感じがします。(特に、柄にあるはずの淡黄色で膜質の「つば」が見当たらないような気がします。)また、以前、キノコの専門家から、「噛んで苦ければオオワライタケ」と聞いたような気がしますが、写真のキノコでは噛むことも匂いを嗅ぐこともできません。
《立ち枯れたコナラの根元に生えていたオオワライタケ? 2021/10/29》
《立ち枯れたコナラの根元に生えていたオオワライタケ? 2021/10/29》
《立ち枯れたコナラの根元に生えていたオオワライタケ? 2021/10/29》
《立ち枯れたコナラの根元に生えていたオオワライタケ? 2021/10/29》
※ 『JAFMATE2021/11』巻頭の「幸せって何だろう」。「しあわせの呪縛」と題した、脚本家・北川悦吏子さんのエッセイ。
「…私が口に出して『しあわせ~』と言うのは、仕事した後のお風呂上がりのビールだったり、友達とシャンパンで乾杯して美味しいものを食べた時…
…なんだ。わりと、ささやか。
…『しあわせ』という言葉に大仰な意味を持たせすぎでは?しあわせの呪縛……
もしかして、しあわせは目指すものではないんじゃないか、という気がしてくる。
なんとか日々を生きてれば、…自然について来るのではないか?おまけみたいに。
…自分なりに真面目に人生を生きようとする人には、…しあわせは、ひょいっと顔を覗かせるものだと思う。どんな人にでも。」