やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

キマダラカメムシ(富山市梅沢町)

2024-08-19 20:01:31 | 昆虫類

お盆も終わったので、義父の墓の掃除に出かけました。

寺の境内でセミの交尾や産卵が観察できないかと探していると、見覚えのあるカメムシの幼虫がカエデの幹にいました。以前(2013/08/16)京都市内で見かけ、このブログでも紹介したキマダラカメムシの幼虫です。近くの木の幹には、成虫もいました。

ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、キマダラカメムシは「台湾から東南アジアを原産地とする外来生物で…日本国内には長崎県出島から侵入し、その後各地に分布を拡げたとみられている。…江戸時代…ツンベルクによって長崎の出島で採集された標本を元に、彼自身が新種記載したものである。…150年後の1934年頃に長崎市を中心とした県内各地で採集されるようになった。…その後次第にその分布域を広げ始め、…愛知県では2011年に最初に発見…東京で最初に発見されたのは…2008年のこと…分布域は更に拡大してゆくだろうと…」されています。

北陸地方では、2019年10月に福井市内において1個体が採集されたのが福井県の初記録とされています。

ウエブサイトで調べたところ、石川県では記録されていますが、富山県の記録は見当たらないので、富山県初記録かも知れません。


《カエデの幹にいたキマダラカメムシの幼虫 2024/08/19》


《カエデの幹にいたキマダラカメムシの幼虫 2024/08/19》


《カエデの幹にいたキマダラカメムシの幼虫 2024/08/19》


《木の幹にいたキマダラカメムシの幼虫 2024/08/19》


《木の幹にいたキマダラカメムシの幼虫 2024/08/19》

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アブラゼミ(富山市)

2024-08-19 13:42:38 | 昆虫類

朝食を終え、いつものようにテラスで本(『老いの贅沢』曽野綾子)を読みながら庭の様子を眺めていると、眼の前の家庭菜園に何かが落ちるように飛んできました。

落ちたあたりを探すと、アブラゼミの♂が仰向けになっていました。瀕死の状態で、後で確認するとそのままの姿勢で死んでいました。

今年、このあたりではほとんどセミの鳴き声を聞いていません。


《家庭菜園に落ちるように飛んできたアブラゼミ♂(赤矢印は落ちてきた軌跡) 2024/08/19》


《落ちるように飛んできたアブラゼミ♂ 2024/08/19》


《落ちるように飛んできたアブラゼミ♂ 2024/08/19》


《落ちるように飛んできたアブラゼミ♂ 2024/08/19》

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ハガタエグリシャチホコ(立山山麓家族旅行村/富山市[大山町]本宮)

2024-08-19 03:10:20 | 昆虫類

この立山山麓家族旅行村を選んだ理由は、(家族には内緒ですが)ここの敷地にはオニグルミの大木がたくさん生えているので、びっくりするほど枯葉に擬態したムラサキシャチホコなどに会いたいからでした。でも、(自由になる)時間もほとんどなく、ムラサキシャチホコはもちろんいろいろな虫たちにも期待していたほどは出会えませんでした。

そんな中、その夜に泊まるコテージ基礎の壁に2~3cmの小さな蛾がとまっていました。茶褐色で炎のような模様が目立つ(帰宅後に図鑑で調べたところ)ハガタエグリシャチホコでした。

ハガタエグリシャチホコ幼虫の食餌植物は、このあたりに多いオニグルミなどだそうです。

ハガタ…なのかハダカ…なのか、ハガタエ…なのか、紛らわしい名前ですが、ウェブサイト『コトバンク』には「歯形刳天社蛾」の漢字が当ててありました。ハガターエグリーシャチホコ。


《コテージ基礎の壁にとまっていたハガタエグリシャチホコ 2024/08/14》


《コテージ基礎の壁にとまっていたハガタエグリシャチホコ 2024/08/14》


《コテージ基礎の壁にとまっていたハガタエグリシャチホコ 2024/08/14》

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