10本ほどが2列に植えられたコブシ(?)の幹を、交尾しているセミなどがいないかと探しながら歩いていると、葉裏などにアブラゼミの羽化殻がいくつもついています。ちょっと違和感がして立ち止まったコブシの葉裏には、アブラゼミの羽化殻と2~3cmの灰色っぽいゴミのようなものがついていました。念のために近寄って見ると、小さな蛾のようです。とりあえず、写真を数枚、名前調べは帰宅してからです(まだ新しいカメラをうまく使いこなせないので、大きく接写できていません)。
写真を見て(浅はかにも)シャチホコガの仲間と早合点、「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」のシャチホコガ科の成虫縮小画像一覧を順に見ていき、ツマジロシャチホコが似ていると思いました。前翅の内部に縦長の紋があります。でも、いろいろ他のサイトなどを見ていくと、ツマジロ(褄白)なのに前翅の翅頂が白っぽくないこと、前翅の内部の縦長の紋が白くなくて暗褐色なことなど、合点がいかない部分があります。
とりあえず保留にして、他の写真の蛾の名前を調べているとき、ツマジロシャチホコ?と思っていた蛾に似た写真が目に留まりました。ヤガ科キンウワバ亜科のエゾギクキンウワバでした。
エゾギクキンウワバは、前翅長13.5~16.0mm、前翅中央にある白い帯状の斑紋が特徴です(ウェブサイト『大阪北東部の自然観察記録北河内昆虫記/エゾギクキンウワバ』参照)。
《コブシの葉裏にとまっていたエゾギクキンウワバ(とアブラゼミの羽化殻) 2022/08/21》
《コブシの葉裏にとまっていたエゾギクキンウワバ(とアブラゼミの羽化殻) 2022/08/21》
《コブシの葉裏にとまっていたエゾギクキンウワバ(とアブラゼミの羽化殻) 2022/08/21》
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