やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

頼成の森のキノコ(56)キヒダタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-08-15 18:33:45 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、五十音順に紹介していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

キヒダタケは、イグチ科キヒダタケ属の小型から中型のキノコで、夏から秋にかけて、アカマツ・コナラ林などに発生します。「傘」は、饅頭形から平に開き、表面は灰褐色からオリーブ褐色でビロード状です。「柄」は黄色から黄褐色で微粉状、頂部には「ひだ」に連続する稜線があります。「肉」は白色から淡黄色、青変性はありません。「ひだ」は鮮黄色で「柄」に長く垂生し、ときに青変性があります。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《キヒダタケ 2010/09/26》

《キヒダタケ 2010/09/26》

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頼成の森のキノコ(55)キヌメリガサ?(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-08-14 07:13:59 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、五十音順に紹介していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

キヌメリガサは、ヌメリガサ科ヌメリガサ属の小型のキノコで、秋やや遅くに、カラマツ林などの地上に群生します。「傘」は、レモン色で粘性があります。「ひだ」は淡黄色、疎で垂生、「柄」はやや黄色を帯び、幼時には粘性の「つば」があります。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

なお、キヌメリガサに「?」が付いているのは、疑問点もあり種名を断定できないという趣旨です。

《キヌメリガサ? 2010/10/15》

《キヌメリガサ? 2010/10/15》

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ウスイロトラカミキリ(中尾高原/岐阜県高山市奥飛騨温泉郷)

2016-08-14 06:46:40 | 昆虫類

冬の燃料用に積み上げられた丸太に、ウスイロトラカミキリがきていました。

ウスイロトラカミキリは、6~8月に出現し、ヤマハンノキやブナなど広葉樹の立ち枯れや伐採木に集まり、特に山地での個体数が多いカミキリムシです。(『日本のカミキリムシハンドブック』参照)

《積んである丸太にきていたウスイロトラカミキリ 2016/08/06》

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頼成の森のキノコ(54)キニガイグチ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-08-13 07:06:25 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、五十音順に紹介していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

キニガイグチは、イグチ科ニガイグチ属の中型から大型のキノコで、夏から初秋にかけて、アカマツ・コナラ、シイ・カシ、コナラ・クヌギなどの林内地上に発生、しばしば群生します。「傘」は、はじめ半球状、「子実体」の成熟にともないほぼ平板状に開きます。色は黄褐色から帯褐橙色、オリーブ色を帯びることもあります。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《キニガイグチ 2009/07/22》

《キニガイグチ 2009/07/22》

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オナガササキリ(幼虫)?(県空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2016-08-12 11:44:40 | 昆虫類

ササの植え込みに、ササキリの仲間の幼虫がいました。♀の産卵管が体長より長いので、オナガササキリだと思います。

オナガササキリは、「日本のササキリ属の中では最も大型。体長20-23mm。(翅端まで25-30mm)別名オオササキリ。体色は緑で部分的に褐色になることはあっても全身褐色になるのは希である。 羽は薄い褐色で模様などは特にない。産卵管は赤褐色を帯び、非常に長く体長とほぼ同じ長さ」(ウェブサイト『ウィキペディア/オナガササキリ』(2016/08/12)です。

《オナガササキリ♀(幼虫)? 2016/08/03》

《オナガササキリ♂(幼虫)? 2016/08/03》

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頼成の森のキノコ(53)キツネノハナガサ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-08-12 11:14:44 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、五十音順に紹介していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

キツネノハナガサは、ハラタケ科キヌカラカサタケ属の小型のキノコで、夏から秋にかけて、林内、庭園内、温室内などに発生します。「傘」は、中央部がやや窪み、放射状の著しい溝線があり扇のひだ状を呈し、淡黄色粉状の鱗片をかぶります。「柄」は、細くて弱々しく、「つば」より下に黄色の微毛があります。消え去りやすい「つば」は、黄色の膜質です。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

《キツネノハナガサ 2010/09/15》

《キツネノハナガサ 2010/09/15》

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ヒロヘリアオイラガ(富山市)

2016-08-11 18:37:14 | 昆虫類

毎朝の日課の散歩をしているとき、終夜点灯している証明写真ボックスの床にヒロヘリアオイラガがとまっているのに気づきました。

ヒロヘリアオイラガは原産地がインドや中国、1920年ごろ侵入した外来種で(『日本の昆虫1400➀』)、繭は、都市部の公園などの樹木でも、よく見かけます。

 《証明写真ボックスの床にとまっているヒロヘリアオイラガ 2016/08/11》

 《証明写真ボックスの床にとまっているヒロヘリアオイラガ 2016/08/11》

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頼成の森のキノコ(52)キチチタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-08-11 06:07:09 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、五十音順に紹介していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

キチチタケは、ベニタケ科チチタケ属のキノコで、夏から秋にかけて、アカマツ・コナラ林内に発生します。「傘」は、径5~9㎝、開けばややじょうご形となり、表面は黄または褐色を帯びた淡い肉色で、濃色の環紋があり、湿ったときにやや粘性があります。「柄」は「傘」より淡色のち濃色、中空で乳液は白色です。(『山渓カラー名鑑日本のきのこ』参照)

《キチチタケ2009/10/29》

《キチチタケ2009/10/29》

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オオゾウムシ(中尾高原/岐阜県高山市奥飛騨温泉郷)

2016-08-10 19:21:08 | 昆虫類

冬の燃料用に積み上げられた丸太に、オオゾウムシがきていました。

オオゾウムシは日本在来のゾウムシ類では最大種、 成虫の体長は12-30mmほどです。手で触れるたりすると擬死します(ウェブサイト『ウィキペディア/オオゾウムシ』(2016/08/10参考)。 

《積み上げられた丸太の木口にきていたオオゾウムシ 2016/08/06》 

《人の気配を感じて擬死して下に落ちたオオゾウムシ 2016/08/06》

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頼成の森のキノコ(51)キソウメンタケ?(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-08-10 18:09:30 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、五十音順に紹介していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

キソウメンタケは、シロソウメンタケ科シロヒメホウキタケ属のキノコで、夏から秋にかけて、広葉樹または針葉樹の林内地上に単生~束生~群生します。「子実体」は、円筒状~細い棍棒状でまれに先端付近で分岐します。高さは2~7㎝、全体黄色~橙黄色で中空、「柄」部は細く明瞭です。同科同属のナギナタタケに似ていますが、先端は普通尖らず鈍頭です。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

なお、キソウメンタケに「?」が付いているのは、疑問点もあり種名を断定できないという趣旨です。 

《キソウメンタケ? 2010/10/22》

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頼成の森のキノコ(50)キシメジ科の一種(2)(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-08-09 14:42:05 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、五十音順に紹介していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

キシメジ科は、「ハラタケ目のキノコの分類名。多くの属を含んでおり、マツタケ、ブナシメジ、しいたけ等、日本人になじみのあるキノコも含まれている。形は様々で、特に共通の特徴はない」(ウェブサイト『フリー百科事典ウィキペディア/キシメジ科』(2016/08/08))そうです。

《キシメジ科の一種 2010/09/15》

《キシメジ科の一種 2010/09/15》

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ルリボシカミキリ(産卵?)(中尾高原/岐阜県高山市奥飛騨温泉郷)

2016-08-09 03:50:42 | 昆虫類

今年6月に訪れた奥飛騨の中尾温泉に、今度は家族で旅行してきました。宿泊場所に着くと、さっそく期待して前回見かけた薪を作っている場所に出かけました。丸太の半分ほどはきれいに切りそろえて積み上げられ、上にブルーシートがかけられています。

積み上げられた丸太の木口を見ていくと、ルリボシカミキリが数頭いました。産卵管を割れ目に刺し込んで産卵しているところのようでした。 

朝、昼、夕と時間を変えて見に行きましたが、思いのほか虫影(?)は少なく、見かけたカミキリムシは2種類だけでした。

 

《きれいに切りそろえて積まれた丸太 2016/08/06》

《貯蔵された丸太に産卵?しているルリボシカミキリ 2016/08/06》 

《貯蔵された丸太に産卵?しているルリボシカミキリ 2016/08/06》

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頼成の森のキノコ(49)キシメジ科の一種(1)(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2016-08-08 19:00:19 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、五十音順に紹介していきたいと思います。なお、キノコは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。

キシメジ科は、「ハラタケ目のキノコの分類名。多くの属を含んでおり、マツタケ、ブナシメジ、しいたけ等、日本人になじみのあるキノコも含まれている。形は様々で、特に共通の特徴はない」(ウェブサイト『フリー百科事典ウィキペディア/キシメジ科』(2016/08/08))そうです。

《キシメジ科の一種 2009/10/30》

《キシメジ科の一種 2009/10/30》

《キシメジ科の一種 2009/10/30》

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オナガアゲハ(鍋平高原/岐阜県高山市奥飛騨温泉郷)

2016-08-08 15:31:01 | 昆虫類

今年6月に訪れた奥飛騨の中尾温泉に、今度は家族で旅行してきました。家族が新穂高ロープウェイに乗って北アルプスの眺望を楽しんでいる間、鍋平高原などで自然観察を楽しみましたが、思った以上に虫などの影は多くありませんでした。ほとんど空振りに近い状態でした。

鍋平高原(標高1300m付近)にある自然散策路を歩いていると、木々の間をぬうように黒っぽいアゲハチョウが飛んでいました。クサギの花で蜜を吸ったあと、近くの薄暗い木陰に飛び込んでとまりました。クロアゲハに似ていますが、翅が細長くスマート、とりわけ後翅の尾状突起が長いオナガアゲハです。暗くて手振れしてしまうので、フラッシュを使って写しました。

《木陰に翅を休めるオナガアゲハ 2016/08/07》

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ツクツクボウシ(発音)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2016-08-06 03:12:22 | 昆虫類

ニイニイゼミ、アブラゼミの鳴いている様子を紹介しましたので、3番手はツクツクボウシです。富山市の平野部で聞くことができるセミの鳴き声は、ほかにはヒグラシくらいです。(このセンターでも、数年前にはクマゼミの鳴き声を聞きましたが、それ以来、聞いていません。)

鳴いているツクツクボウシを写そうと、鳴き声のする方を探していると、低い位置でナツツバキの幹にとまって鳴いているツクツクボウシを見つけました。一通り鳴くと、同じ木の別の場所に移りまた一通り鳴きます。何度か鳴き移りをしたあと、別の木に飛んでいきました。

『森の合唱団ーセミの世界をたずねてー』では、ツクツクボウシが鳴くときの腹の動かし方について次のように説明されています。「……腹部をのばして動かす…腹を上下に動かす変化…それに前後の運動が加わって、非常に複雑な動きになります。…鳴いているときの姿勢…それほどふんばらず、鳴きながら歩きまわります。はねも…開きます…」

まとめると、ツクツクボウシは、鳴いているとき、翅を開いて腹部をのばし、腹を上下に動かし、前後の運動を加えて非常に複雑な動きをし、それほどふんばらずに鳴きながら歩きまわるようなのです。下の写真でも、鳴かずにとまっているアブラゼミは、翅を合わせて腹部がほとんど見えないのに対して、鳴いているアブラゼミは、翅を少し広げているため腹端まで腹部が見え、腹部を反らしていることがわかります。でも、写真では、鳴いている状態がうまく伝わりません。

《ナツツバキにとまって鳴いているツクツクボウシ 2016/08/04》 

《ナツツバキにとまって鳴いているツクツクボウシ 2016/08/04》  

《同じナツツバキに鳴き移り(その1)するツクツクボウシ 2016/08/04》 

《同じナツツバキに鳴き移り(その2)するツクツクボウシ 2016/08/04》  

《同じナツツバキに鳴き移り(その3)するツクツクボウシ 2016/08/04》 

 

《クルミの枝で腹を反らして鳴くツクツクボウシ 2016/08/04》

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