ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

断酒中に見た悪夢

2015-11-06 17:53:09 | 病状
 Gooのアクセス解析を見ていると、検索キーワードで最も多いものが「断酒後の悪夢」という日がありました。夢は儚いと言われるぐらいですから、目覚めると直ぐに記憶から消えてしまいます。辛うじて覚えているとしても、かなり限られたものでしかありません。

 私が断酒を開始した後、辛うじてメモに残すことの出来た夢を3つご紹介します。夢を見た時期は、それぞれ最初のものは継続断酒3ヵ月目、次は継続断酒9ヵ月目、最後のものは継続断酒1年超です。当時記述した文体のまま掲載します。

         *   *   *   *   *
【継続断酒3ヵ月以内に見た夢】
 いつものように
●×△と思われる駅で電車を降り、見慣れた商店街を歩いて帰る。ふと気が付くと見知らぬ街に迷い込んでいた。途方に暮れ、冷や汗を流している。・・・
 ここで眼が覚めた。

【継続断酒9か月目に見た夢】
 朝方変な夢を見た。地下鉄と思しき電車に乗ったら座席に酔いつぶれて寝ている男がいた。よく見ると、ほかにも2~3人この酔っ払いの仲間がいる。こちらに向かって来るようなので、車両を変えようと連結部分に移動すると、隣の車両からオバサンがやって来た。引き返すように言ったが連結部に留まるという。
 電車が停止し、外から駅員らしい男が乗り込んできた。人身事故と酔っ払いがいるため車両の連結を外すという。車両の先頭に、背凭れとして分厚いクッションを特別に付けた座席が誂えてあり、その座席に自分だけが進行方向に対し後ろ向きに座らされた。車両は連結を離れたばかりの前の車両に突っ込む。1両目を抜けると次の車両にも突っ込む。これを繰り返した(?)が、ケガはない。
 窓から外光が差し込む場所を電車が走っている。操車場のような場所に着く。場所を聞くとダテだという。どうなるのか聞くと修理をするという。
 そんな場所にそぐわない近代的なビルが傍にあって、そのビルに案内される。外観、屋内ともビジネスオフィス風。会社名はシ○ック○だという。社員は大勢いるが電話もPCもなく、仕事している風には見えない。とても静かだ。誰も自己紹介もしない。
 どういうわけか飲み友達のKさん(?)が一緒で側にいた。会社に電話しようとするが、電話がどこにもない。(私の)しゃべっている言葉で呂律の回っていないことに気づく。酒を飲んだ記憶がないが、再飲酒したのかと舌打ちした。トイレは何処かを聞くと別の階、最上階だという。
 迷いながら行ってみると、外側の壁には昔の公衆便所風の、排水溝のようなアサガオなしの小用便所、内側が普通のアサガオありの小用便所という構造。内側のものが通常使用しているものらしい。
 用を済ますと帰路は背の低い仕切りの迷路パズルになっていた。背が低い仕切りなのに出口がどこか見えない。・・・
 ここで眼が覚めた。

【継続断酒1年超に見た夢】
 酒類(日本酒、ワイン?)の品評会の会場にいるようだった。酒を満たしたワイングラスや食前酒用風の小さなグラスを持った夥しい手が私に向け差し出され、懸命に閉じている唇に無理やり押し付けてくる。口をこじ開けようとするものもあり、もう無理と観念しかけていた。
 「あぁ~、これで固く決心した断酒もオシマイ(になった)か?」と思ったとき、夥しい手が消えていて、周りを見回しても誰もいなかった。・・・
 ここで目が覚めた。こんな夢を(継続断酒)13ヵ月ぐらいと19ヵ月目と思しき時期に2回見た。

         *   *   *   *   *

 何かご参考になったでしょうか?

 ここで最初に挙げた夢については、断酒を始めて間もない頃にほとんど同じものが毎晩繰り返されましたから、已む無く医師に相談しました。医師の解釈では、断酒後の今後に対する不安な心理が反映されたものだろうということでした。これ以降の夢については医師に相談したことがありません。

 これらは断酒を開始した後に見た悪夢というべき夢で、辛うじてメモできた夢はこれだけです。悪夢といえども夢は夢です。

 断酒後で本当に怖いのはドライドランクの方です。ドライドランクになって自分を見失ってしまい、ビルの13階から飛び降りたトビ職の人がいました。アルコール依存症者はドライドランクの危険性を一時も忘れてはなりません。



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