ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

妙な日 ― 禍福は糾える縄の如し(その2)

2018-02-27 07:41:31 | 雑感
 その日は半年に一回のステント留置後経過観察のため、尼崎にある県立病院の循環器内科を受診する日でした。うまいこと事が運んだら、元町にあるアルコール依存症専門クリニックと、三宮で昼過ぎにあるAAのミーティングの両方をハシゴできると目論んでいました。
 家を出て直ぐ、ゴミ拾いのクセからつい時間をロスしてしまったのですが、どうにか県立病院には予定通りに着くことができました。今回はそのつづきです。

 尼崎の県立病院は、コンピューター・システムによってほぼ完全なペーパーレスになっています。患者は、再来患者用の受付機からエアコン用リモコンのような携帯機器を受け取り、以後その指示通りに動けばよいようになっていて、患者の呼び出しもその携帯機器か、あるいは廊下の電子掲示板で行われます。私は、廊下の電子掲示板の標示に従って動いていたので、持っていた携帯機器が正常に作動するものか気にも留めませんでした。
(今思えば、この携帯機器は20年以上昔流行ったポケット・ベル、通称ポケベルでした。)

 運動負荷心電図検査と診察を順調に済ませた後、会計窓口でのチェックも終え、いよいよ自動払い込み機の順番となりました。この時点で10時頃だったでしょうか。ここからはポケベルの呼び出し音だけが頼りとなります。

 ところが10時45分になっても、持っていたポケベルはウンともスンとも言いません。さすがに不安になって、自動払い込み機の側にいた病院職員に尋ねてみました。
「あっ、これ電池が切れていますね!」これを聞いて思わず脱力してしまいました。

 再来の受付機のところに注意書きが掲示されていますが、ポケベルの電源チェックといった注意事項はありませんでした。ケイタイなど持ったことがない私ですから、受け取ったポケベルが正常に作動するのか確認する術がないのです。

「(そんなセッショウな! どうしてくれるんだ?)」と言いかけて、それをぐっと飲み込みました。職員にそのままぶつけたとしても待たされた時間は戻って来ないのです。その職員は、私の診察券を受け取ると自動払い込み機に差し込んで直ぐに支払い可能にしてくれました。

 患者用のポケベルが電池切れになるなんて滅多にないことだと思います。このお陰で、今後はポケベルを受取ったら直ぐに電源チェックをすべきと知りました。少なくとも40分以上の大幅な時間のロスとはなりましたが、これはこれで普段なら得がたい経験でした。

 さぁ、この時間のロスでその日の私の目論見が微妙になりました。元町にある専門クリニックを目論見通り先に受診したら、次に三宮であるAAのミーティングには遅れる恐れがあり、しかも昼食抜きの可能性も大なのです。尼崎の駅に着いたらその時点で決めようと、歩いて病院を後にしました。
(この項まだつづく)


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