ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

人のやる気を起こすには?

2018-03-20 06:13:43 | 雑感
 トング(火バサミ)を手に道でゴミ拾いをやっていると、声を掛けてくれる人が多くなりました。今回は、そんなやりとりの話です。

 バス通りに面した入り口に、ドングリのなる大きな木が1本立っている公園でのことです。園内を一巡した後その入り口で一服していると、バス通りを歩いて来た同年配の男性が、ゴミで一杯になったレジ袋を見て声を掛けてきました。散歩の途中らしく、ジャージー・パンツにダウンのブルゾンといった出で立ちでした。

「ご苦労さんです。公園って、行政(市)は定期的に掃除をやっているんですかねぇ?」
「市から委嘱された業者さんが週1回はやっていますよ。市内の公園は皆そうだと思います。週1回では、やはり追い付かないですね。」
「たった今ね、海側のキャナル・パークに行ってきたんですが、あそこの緑地もそうなってるんですかねぇ? いつ行ってもゴミが散らかっているんですよ。」
「間違いなくあの緑地も市の公園ですから、そのハズですが・・・。」すぐにはピンと来なかったので黙っていると、
「緑地の裏側の土手の法面、南側の幹線道路沿いのことですよ。」
「あぁ、あそこは人があまり通らないから放ったらかしなんでしょうね。私もたまに通りかかったときは、出来る範囲で拾っているんですが・・・。皆さんがそう思って(ゴミ拾いを)やってくれると、少しはマシになるんでしょうがねぇ。」と私。これには直接応えずに男性はこう続けました。
「私が少年野球のコーチをしていた頃は、中央公園の野球場を利用していましてね。子どもたちには『ゴミを出すな! ゴミは拾え!』と口酸っぱく言っていたもんですよ。」そう言い残して男性は立ち去って行きました。
「(どうもこの人は、自分で手ずからやりそうもないな。)」後ろ姿を見て、私はこう思いました。

 そうかと思うと、こんなこともありました。介護施設の新築工事現場を通りかかったとき、警備員の男性に声を掛けられました。
「ゴミ拾いですか! 随分熱心にやられているようですが、どうしてまたゴミ拾いなんですか?」
「持病の糖尿病には、運動代わりにこれが一番! それに、ゴミが道に散らかっていると心が荒んで精神的に良くない。・・・心が荒んでくるのをこうやって少しでも防ごうと思ってね。」
「まるで医者の言葉を聞いているようですねぇ。」真面目な顔で、続けてこんなことを話してくれました。
「郷里が四万十川でね、兄たちが熱心に川のゴミ拾いをやっているんですよ。それが不思議でしょうがなかったんですが、これからは自分も見倣うつもりです。」
恐らく、自然景観の護持という当たり前のことの他に、兄たちには何か別の動機があるのだろうと訝しく思っていたようでした。

 私の話のどちらが役立ったのかわかりません。が、邪念が解けてやる気になってくれたら大きな力になること間違いナシです。果たして彼もゴミ拾いをやってくれるのか? うまくいったら私の励みにもなるのですが、・・・。



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