ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

電子カルテにもミスはある?

2019-11-01 09:02:58 | 世相
 先々週、大腸内視鏡検査の予約を取ったときに看護師と一悶着あったことを記事にしました。出任せでやるウソはダメ!』(2019.10.18投稿)

 大腸内視鏡検査は午前中にもあったはず、という私の主張が看護師に全否定されたことが発端でした。今回はその後日譚、検査当日・先週金曜日にあった出来事です。

 件の検査の予約票には、午後2時から大腸内視鏡検査を開始、その20分前までに受付を済ますよう書かれていました。午前10時までに水溶液の下剤2 Lの内服を済ませ、お腹は文字通り空っぽになっていました。

 私は “空白の時間” が苦手です。空腹を抱えたまま家にじっとしているのはまさしく “空白の時間” そのもの、早目に家を出て病院に向かいました。

 いつもなら病院まで歩いて行くのですが、空腹に加え雨模様でもあったので珍しく電車を使いました。そのため12時半過ぎには病院に着き、指定時間よりも大幅に早く受付を済ませました。待たされるのは覚悟の上でした。

 ところが、午後1時過ぎには早くも名前を呼ばれ、何と午後2時には検査が終わっていました。何でも、「担当医師が揃っていたから」という説明でしたが、他の予約にキャンセルが出たからだろうと私は思っていました。

 肝腎の検査結果ですが、上行結腸にポリープが2つ、横行結腸にもポリープが1つ見つかったそうです。6 mm以上の大きさでなければ治療対象ではないそうで、上行結腸のポリープ1つが6 mm、他の2つが3 mmの大きさと言われました。

 それにしても、大腸に内視鏡を入れられたときの独特の鈍痛は辛いものです。お腹の中をエイリアンが暴れまくっているような感覚の痛さで、今回は一時息ができないほどの酷さでした。

 その後、午後3時から主治医 I 先生の診察を受けました。今回の検査結果を受け、今後の対応を決めるためです。1年も経てば3つのポリープすべて治療対象になる可能性があると言うので、1年後に内視鏡手術を受けることになりました。

 I 先生が問診結果を電子カルテに打ち込んでいるとき、おずおずとこう話しかけてみました。
「この時間まで絶食というのは流石にシンドイですね。5年前だったと思うんですが、この病院で初めて大腸内視鏡検査を受けたときは確か、午前中だったはずなんですが・・・。」

 例の、この病院でも以前は午前中に大腸内視鏡検査をやっていたという問題の蒸し返しです。
「それはないと思いますよ。午前中は胃の内視鏡のはずで、・・・ちょっと調べてみましょうか?」と、I 先生は気さくに電子カルテを検索してくれました。
「やはり2014年9月2日14時30分とありますね。」当時の内視鏡画像の日付を見て、 I 先生の応えはこうでした。

 これは正直ショックでした。突然、異空間に一人放り込まれたような違和感に包まれました。証拠もナシにそれ以上抗っても無駄なので、素直にその場を後にしました。

 初めて大腸内視鏡検査を受けたのは断酒を始めて丁度10ヵ月後、この時期の記憶にあまり自信が持てない(多少の不安を持っている)私です。とは言っても、その検査当日にあった出来事を記事にしてブログ・デビューしていただけに、この問題に白黒つけずには腹の虫がどうにも治まりませんでした。

 家に帰って早速、手帳やらブログ記事の草稿やら、挙げ句は確定申告の明細書までも総動員して当時の記録を漁ってみました。それらの記録から下した結論は、私の記憶の方が事実に即したもので、病院側の記録は間違いというものでした。

 その当時、病院ではまだ全面的な電子カルテ・システムには移行しておらず、その後のシステム移行時に入力ミスがあったとしか思えません。場合によっては、これは改竄と見做されても何ら言い訳できないことです。

 たとえ地域の中核病院と言っても、こんなミスが起こるのです。医療は人のやることですから、ミスはつきものです。ミスがあり得ることを大前提に、医療を受ける患者の側も記録は出来るだけ残しておくべき、と強く思いました。


 少し長くなりました。以上が後日譚です。なお私は、この一連の問題をこれ以上公にするつもりはありません。

こちらの記事もご参照ください。
電子カルテの落とし穴』(2019.7.16投稿)
断酒中のハイテンションは危ない!(ドライドランク)』(2014.9.06投稿)



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