ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

AAのミーティングを3月一杯欠席することに

2020-03-03 07:14:25 | 世相
 ほぼ丸6年火曜と木曜の週2回、アルコール依存症者(アル症者)の自助会AAのミーティングにほとんど欠かさず出席してきた私です。が、先週から3月一杯出席を見合わせることにしました。

 もちろん、新型コロナウイルス感染拡大を懸念してのことです。ただし、無断欠席では時節柄マズイと思い、三宮、夙川それぞれの会場に出向いて直接チェアパースン(チェア)にその旨を伝えて了解を得ました。

 AAのルールでは、本名ばかりか連絡先も互いに明かさないのが原則です。だから、直接出向くしか他に手段がなかったのですが、あわよくばミーティング自体をしばらく休会にするよう提案するつもりでもありました。

 AAは少人数グループの集合体です。たとえグループに属していなくても、アル症者でありさえすれば誰であっても、どこのミーティング会場であっても出席は自由です。しかもミーティングは、所謂 “濃厚接触” の場でもあります。この辺りが私の懸念材料でした。

 結果、どちらの会場でもチェアは、私の欠席理由については理解してくれましたが、ミーティング自体の休会については決めかねて普段通りとなりました。チェアが共通して躊躇していたわけは次の5点でした。

 ● 他グループとの兼ね合い
 ● ミーティングを自分の居場所としている人への配慮
 ● 再開に備えて休会中の会場で誰が “立ち番” をするのか
 ● 献金なしの休会中、会場の賃貸料をどう工面するか
 ● 会場を貸している教会が閉鎖となったら休会できるのに・・・

 上の項目で “立ち番” については、少々説明が要ると思います。

 出席者の中には生活保護を受けている人もいて、ミーティング会場までの交通費も支給されているようです。出席した場合、その申請書にチェアの認印を押してもらうのですが、休会中の押印当番を “立ち番” と呼んだようです。

 また、上述したようにAAにはメンバーの個人情報はなく、急に決まった休会を連絡しようにもその連絡網がありません。

 各グループの閉鎖・休会などの情報は、関西地方なら関西セントラル・オフィス(KCO)から月1回(?)出される会報で周知させるか、各グループのメンバーが他グループのミーティングへ直接赴いて伝えるかのどちらかです。どうやらチェアの悩みは表面上こんな柵(しがらみ)にあったようです。

 ところが、チェアが決断を躊躇していた最も大きな理由は、やはり “正常性バイアス” ではなかったかと私はにらんでいます。

 明らかに危機が迫っていても身近にそれが見えない限り、“自分はまだ大丈夫” と思い込んでしまう厄介な心理状態のことです。

 5番目の項目にあるように、上からの措置・命令がない限り、これはどうにもなりません。幸いなことに夙川の教会は、政府から出された要請を受けて3月14日まで閉鎖としたようです。

 ところで今回、ミーティングへの欠席を決めたことは、回復へのプロセス上、私にとって正念場だとも考えています。

 ミーティングを欠席することは “空白の時間” を意味し、ここ1ヵ月間その苦手な “空白の時間” をどうやって埋めるかが大問題なのです。それを救うのは “ゴミ拾い”、これしかないだろうと覚悟を決めています。

 最後に、出席するのも欠席するのも自己責任という意見も中にはありました。こんな見当違いをする人もいるから、世の中ややこしいのです。



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