ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

おばさんに難題を課せられた?

2020-03-10 06:15:43 | 雑感
「い~ぃ? 歳を取らないようにネ!」

 このところずっと心に引っかかっている言葉です。東屋のある公園で、ある一人のおばさん(お婆さん?)から別れ際にこう命令されました。

 このおばさん、歳のころは90近くでしょうか? シルバーカーを押していましたが、こざっぱりした身なりで髪も後ろできちんと結っていました。

 中でも婦人物の黒い中折れ帽がなかなかオシャレでした。自分が置き忘れたその帽子を無事、東屋のベンチで見つけられたので、いかにもホッとした様子でした。

 帽子を置き忘れた人が一体どんな人物か興味津々だったので、私の方から声をかけました。

「やぁ、おばさんのでしたか?! よかったですね」。
「あぁ、どうも! いつもいつもゴミ拾いをしていただいて、ありがとうございます」と、おばさん。

 近くの市営住宅に住んでいるという彼女は、自宅前の歩道でゴミ拾いをしている私をよく見かけていたらしく、こう言葉を継ぎました。 

「わたしもね、娘からよく言われてるんですよ。
 家にジッとしていないで何かしなさいよ、とね。
 でも足腰が弱くなって、こうしてシルバーカーを押しながら出歩くぐらいが精一杯。ご覧のように物忘れもヒドくてネ(笑い」。
「それでいいと思いますよ。外を出歩ける内はまだまだ大丈夫ですよ!」と、私。

 その後の別れ際に言われたのが上の言葉でした。いくら “歳を取らないように” と命じられても、言われた方の私にしてみれば、自然の摂理に刃向かうことになるのでむずかしいのです。

 “歳を取ると、足腰が立たなくなるから?” “物忘れがヒドくなるから?” “いっそのこと早く死んだ方がマシだから?” 

 単なる言い間違えとは思うのですが、ありのままに受取ってみれば結構おもしろい言葉です。話し好きで老いの暗さが微塵もないおばさんでしたので、今だに彼女の真意を計りかねている私です。

 ひょっとしたら、 “今が一番なんだから変に歳を取らないように” だったのかもしれません。


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 ここ阪神地域の春の風物詩、イカナゴの新子漁が先週の6日で今季の漁を終えました。休漁日を除いて実質5日間で幕を閉じたことになり、漁期は過去最短だったそうです。

 近くのコープで警備員をやっている兄(あん)ちゃんによると、今年の新子はキロ4000円超。それでも買い求める人は多く、漁最終日となった6日も10人ほどの人々が店内で列を作って昼網の入荷を待っていました。

 もちろん我が家には、こんな高額なものに手を出す余裕などありません。以上、ご参考まで。



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