連日のニュースは新型コロナウイルス関連ばかり。これまでの政府発表が、下手に不安を煽らないよう奥歯に物が挟まった言い方だったため、その方針と説明に却って不安を募らせていたのではないでしょうか?
なぜ、ドライブスルー(ワンストップ)方式のPCR検査を可能にして受診機会を拡大させないのか?
なぜ、感染者のピークの時期を遅らせ、ピーク時の人数も低く抑えようとしているのか?
なぜ、軽症者には自宅待機を勧めているのか? これらの疑問が湧くのは自然ですし、その説明がわかりにくかったのも事実でした。
NHKによれば3月17日現在、国内(クルーズ船乗船者とチャーター便帰国者を含む)で判明している感染者数、退院者数、死亡者数の累計は、それぞれ1547名、622名(40 . 2%)、35名(2 . 3%)だそうです。
これだけのデータが集積されて来たので、8割は軽症者であること、8割は他に感染させていないこと、退院(陰転確定)まで6日以上かかり長引くこと、という特性も明らかになって来ています。
どうやら、医療機関側の受け入れ体制(隔離用病室・ベッド数や人工呼吸器など)についても、大方調整できる目途がついたようです。
そして、待ちにまった『緊急事態宣言』を出せる改正特別措置法が可決・成立(14日施行)しました。最悪の場合、たとえ大都市でも都市ごと封鎖・隔離することが可能になったわけです。
これで少し肩の荷が下りたのでしょうか、政府も少し本音を明らかにし始めたように思います。
政府が最も恐れていることは何か? ずばり、それは病院のパンク(医療崩壊)だと思います。
つまり、検査体制を拡充してウイルス陽性者を炙り出せたとしても、無症状者や軽症者までが病院に殺到し、その結果、患者で溢れた病院が機能不全に陥ってしまう最悪の事態のことです。
医療崩壊ともなれば、他の病気で助かるはずの病人も助けられなくなってしまいます。政府は、当初からこれを最も恐れていたようなのです。
新型コロナウイルス肺炎は新興感染症ですから、予防薬(ワクチン)も治療薬もありません。感染拡大を防ぐにも、感染者を隔離するしか他に手段がないのです。
しかも、隔離用病室・ベッド数には限りがあり、重症者を収容するだけで手一杯、正直、症状のないウイルス陽性者まで収容できる余裕などないはずです。
溢れかえった患者で混乱した医療現場、応急で建てたプレハブの隔離病棟、これらを映し出した武漢の映像はまさに医療崩壊そのものでしたし、感染が拡大したイタリアでも医療崩壊が現実のものになっているようです。
日本が、いつ医療崩壊になるとも限りません。今こそ、
○ 密閉空間を避ける
○ 人の密集を避ける
○ 近距離での会話・発声を避ける
☆ 事あるごとに手指の洗浄・消毒を励行する
これらを、私たち一人ひとりが精一杯守って感染の拡大阻止に協力しなければ! 以上、ボーッとしていて迂闊なヒゲジイの “気づき” でした。
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