以前、老けたと実感したのは67歳時と書いたことがあります。 “歯”、“腰”、“目” の異変が67歳時に集中して起きたことがきっかけでした。
年寄りの身体に一旦、ガタが来始めたら次々連鎖するもののようです。71歳となった最近は、以前にも増してこのことを実感しています。
食道がんが一先ず片付いてくれたと思ったら、今度は心臓が怪しくなっています。狭窄した冠動脈に起こる狭心痛が再び出始めたようなのです。
歩き出して2、3分経つと現われる “胸焼け” のようなジワーッとした “圧迫感”/ “絞扼感” のことです。がん化学療法を受けた後から、はっきり自覚するようになりました。
遙か昔、52歳時と61歳時の2回経験していた症状でありながら、今回は極めて微妙な症状でもあるので、がん化学療法以前にもあったのか否か判然としません。
ステント留置を2回ともしてもらった尼崎の県立病院は、既に終診扱いになっています。グズグズしていても一向に埒が開かないのは自明の理です。
今は新患扱いですから、近くのかかりつけ医 O 医院を通じて再度、尼崎の県立病院に予約を入れてもらえるよう早速行動に移しました。
2月4日は私の71歳の誕生日。この日に予約が入ったので、久々に尼崎の県立病院に行ってきました。
以前なら即、運動負荷心電図で虚血性変化を検知していたところですが、新型コロナ感染防止のため運動負荷心電図は実施不可だそうで、実施した安静心電図や心エコーでは異常なし。確定診断に至りませんでした。
さて私には、造影剤アレルギーによるアナフィラキシーショックの恐れがあり、造影剤ナシでも確定診断に寄与できる負荷心筋シンチグラムも次回受けることになりました。
まぁ、こんなわけで決定打となる心臓カテーテルも実施まで時間がかかりそうです。
これで今回、糖尿病治療、歯科治療、食道がん消失後経過観察、脊柱管狭窄症術後経過観察、糖尿病合併症と白内障の経過観察など、それぞれの通院先に加え、尼崎の県立病院もその仲間入りとなりました。
まだ現役だった若い頃、病院やクリニックをサロン代わりに集う大勢の年寄りを見ては、何と哀れで情けない人たちだと思ったものでした。今は、その考えを改めなければならないようです。
確かに最近の私も、次から次へと現われる身体のガタに困惑させられっぱなしであり、それに伴い通院先も増えつつあります。
それでもおもしろいもので、通院に赴くだけでも「(あぁ今、生きている!)」と実感できていますし、「(“キョウイクとキョウヨウ” 先がない)」などと嘆かなくても済んでいるのです。(※キョウイクとキョウヨウ:今日、用があって、行くところがあること。)
幸と不幸は背中合わせの関係で、互いに離れられないもののようです。 “禍福は糾える縄の如し” とは、昔の人はうまく言ったものですネ。
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