私に食道がんが見つかった件、皆様には大変なご心配をお掛けしています。
その後、外科手術を前提に、PET、X線CT、肺機能など様々な検査を受け、循環器科、呼吸器科、耳鼻咽喉科など各科の専門医のコンサルも受けました。
その結果、病巣近くのリンパ節にも転移しているそうで、病期はステージⅢと診断されました。
ところで、私にとって意外に思ったことが二つありました。
その一つは、バリウムによるX線透視では食道がんをなかなか見つけにくいこと。早期の食道がんを見つけるには内視鏡が必須です。
内視鏡画像で見ると、コブ(腫瘍)が食道内腔の1/4を塞いでいました。が、X線透視画像では胸骨の影もあり腫瘍などほとんど見えないのです。
二つ目は重要なことですが、服用中のバイアスピリンが問題視されたこと。ご存知のように、バイアスピリンは血液を固まりにくくする薬です。
冠動脈にステントを留置して以来、服用を続けている薬ですが、術前から術後にかけて2週間程度休薬する必要があり、そうなれば “即死” を招きかねないリスクがある、と循環器専門医から指摘されたのです。
抜歯の際には、4日間ほど休薬した経験が何度もあります。が、6~10時間もかかる大きな外科手術となれば話は別。休薬期間が格段に長くなるので、それだけリスクも著しく増大します。
そんなことから先ず、がん化学療法での治療開始となりました。今週末に入院し、来週の頭からドセタキセル、シスプラチン、5-FUの抗がん剤3剤による化学療法が始まり、その後は放射線療法に移行するようです。
さて、検査によって驚かされたことが他にもあります。肺機能検査の結果、1秒量、%1秒量、1秒率の数値から中等度のCOPD(肺気腫)と診断され、何と肺年齢が95歳以上だと言われてしまいました。
これらの数値自体は現役時代に受けた人間ドック時の成績とそう変わっていません。ですから、喫煙者であるにもかかわらず、必ずしも悪化したわけではなさそうです。
ただ、当時はこうハッキリ言われなかったので今回はさすがにショックを受けました。それでも肺機能以外はほぼ健康体でした。
やはり、私の身体には耐用年数、つまり “寿命” が来ているようです。
高血圧、糖尿病、高脂血症からなる動脈硬化性血管障害が40代後半に始まり、その進行の結果、不安定狭心症(冠動脈狭窄)が52歳時と61歳時に発症。その後も67歳時に脊柱管狭窄症(座骨神経痛)と白内障が発症と、加齢と共に具体的老化現象が次々現われています。
食道がんも、これらの一環としてみれば何の不思議もありません。これも間違いなく “寿命” だと頭では十分わかっているつもりです。
そうは言っても如何せん、抗がん剤の重い副作用を思うと心は千々に乱れている私です。あ~ぁ、みっともない!
以上、簡単ながら近況のご報告まで。再び投稿をしばらくお休みし、返信もできないと思うのでコメント欄も閉じます。悪しからず、ご承知置き下さい。
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