30数年間、差し歯でどうにか持っていた右上の前歯が、とうとう部分入れ歯になりそうです。
6月に入って間もなくのこと。前歯の内、2本を連結した右上の差し歯が何の予兆もなく外れてしまい、急遽、嵌め直してもらいました。少ししたら、隣の差し歯1本も同じ運命に。
その1本の差し歯も、問題なく普通に固定されたと思ったのですが、どうやら噛み合わせにわずかなズレが生じていたようです。
翌日になると、先に嵌めていた方の歯茎が初めて痛み出し、さらに翌々日には何とグラグラし始めもしたのです。
その痛みというのはこうです。
食べ物が差し歯に直接当たったときだけに限り、歯茎の奥底の方(歯根?)にズキンと来ます。そして、じんわりした重苦しい感覚がその後もしばらく続きます。
甘い物を口にしたときも同様で、歯茎の奥の方までじんわり沁みてうずきます。
ですから物を噛むときは、痛む歯に当たらないよう舌と顎でうまく按排するのですが、そうすること自体が噛み合わせ全体にも影響するらしく、奥歯の歯茎も連鎖して腫れ出す始末。
かくも、普通に物を噛むのにもオッカナビックリなので、堪らず歯医者に急遽泣きつきました。
改めて入念に噛み合わせを調べた上、X線写真を見た歯医者のご託宣は、
「間違いなく歯根が割れています。
この差し歯3本は部分入れ歯にするしかないですね!」
と、アッサリしたもの。
どうやら、2本を連結した差し歯の歯根が “歯根破折” したらしいのです。
近年、虫歯の数が減少し、抜歯に至る新たな原因として増加しているのが “歯周病” と “歯根破折” だとか。“歯周病” は予防も治療も可能ですが、“歯根破折” には何の手立てもなく、即死に相当するダメージだそうです。
ところで現在、私には上顎に12本、下顎に15本、計27本の歯がまだ残ってくれています。今回、3本が部分入れ歯となったとしても、まだ自前で24本残ることになります。
ただし、その中で差し歯の占める割合は約半分。しかも、それらのほぼ全てが今回外れた物とほぼ同時期に作った差し歯なのです。
「(差し歯の)寿命は多分50歳ぐらいまで・・・」その当時、こう言われたことを今でも覚えています。
たとえ、部分入れ歯が十分に噛み合わせ調整されたものであっても、少しばかりのズレが連鎖して、噛み合わせ全体へ悪影響しないとも限りません。
その際、最も懸念されるのは差し歯の土台が破損すること、つまり “歯根破折” です。
願わくは、部分入れ歯になっても差し歯への悪影響が最小限に止まり、我が “8020”(80歳で自前の歯が20本以上)がめでたく成就ならんことを!
その日、応急処置としてやってくれたのは、3本の差し歯を隣のシッカリした歯に接着固定しただけ。後は、部分入れ歯の出来上がり待ちです。
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