老化は歯、目、○○の順に進むようですが、その次に来るのは耳でしょうか。今回は、その耳の話です。
いつぞやの我が家の食卓であったひとコマ。TVのニュースで、大阪では何かが無料化されると報道されていました。それがよく聞き取れなかったので相方に尋ねたのですが・・・。
「何が無料化されるんだって?」と、私。
「大阪では、・・・クレンが無料だって!!」と、相方。
「クレンって何?」と、私。
「ワクチンよ、インフルエンザの予防接種の。随分、耳が遠くなったねぇ?!」と、相方。
何のことはない、ワクチンがクレンとしか聞き取れなかったのです。これはマズイことになったと思い、その後は聞き間違いがないかニュースなどを注意して聞くことにしました。
するとあるはあるは、聞き間違いが結構あったのでメモしておきました。ほんの一部を下に挙げておきます。
タキノトイレ ・・・・・・・・・・多機能トイレ
キタムラ ・・・・・・・・・・・・・・三田村
ツヤ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・鉄也(武田鉄矢)
ショウジョ ・・・・・・・・・・・・長女
ドウサイ ・・・・・・・・・・・・・・防災
サツジンワザ ・・・・・・・・・・達人業
アンメリック ・・・・・・・・・・パンデミック
エアドネーション ・・・・・・ヘアドネーション
この他、抗生物質のセフェム系をセキム系としか聞こえていなかったこともありました。これなど、薬学の知識がなかったら聞き間違いとはわからないままだったと思います。
これらの多くは、話の冒頭、つまり話の文脈がよくわからない段階でのこと。最初の発声時の発音がよく聞き取れていないようなのです。愈々、私にも老人性難聴が始まったのでしょう。
老人性難聴といったら、AAでチェアをしていた76歳の Y 氏です。50代で右耳が突発性難聴になって全く聞こえなくなり、4,5年前から左耳も補聴器なしでは会話が聞き取れなくなったそうな。
よく知られているようにやはり子音が聞き取りにくく、聞き間違えがよくあるそうです。普通の耳鳴りなら蝉の鳴き声に似た音がするものですが、Y 氏によると、普段聞こえる音はエアコンの音に似ているそうな。
補聴器を使っても、最初は音としてしか聞こえてこないらしく、声として聞こえだすのは一瞬後のことだとか。が、その時間差は微妙で、説明できないそうです。
Y 氏の補聴器は、耳に合わせたオーダーメイド式の耳あな型補聴器。左耳だけで価格は35万、補聴器一つとってもこれです。老化が一層進む今後、一体いくらお金が掛かるのか見通せないと言っていました。
“お墓の中までお金は持って行けない” とは言うけれど、お金なしでは自分で自分の始末も付けられないのが現実。
吝嗇(けち、しみったれ)ジジイとは言われたくない私ですが、生きている内にお金を使い切るなんて以ての外。できるだけ蓄えには手を付けず、普段は年金の範囲内でやりくりするしかありません。
人口の28 . 7%を占める高齢者、年寄りがこうなのですから、世間の需要と景気が上向かないのも “むべなるかな”、と思うわけです。
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「ワクチンよ、インフルエンザの予防接種の。随分、耳が遠くなったねぇ?!」と、相方。
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するとあるはあるは、聞き間違いが結構あったのでメモしておきました。ほんの一部を下に挙げておきます。
タキノトイレ ・・・・・・・・・・多機能トイレ
キタムラ ・・・・・・・・・・・・・・三田村
ツヤ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・鉄也(武田鉄矢)
ショウジョ ・・・・・・・・・・・・長女
ドウサイ ・・・・・・・・・・・・・・防災
サツジンワザ ・・・・・・・・・・達人業
アンメリック ・・・・・・・・・・パンデミック
エアドネーション ・・・・・・ヘアドネーション
この他、抗生物質のセフェム系をセキム系としか聞こえていなかったこともありました。これなど、薬学の知識がなかったら聞き間違いとはわからないままだったと思います。
これらの多くは、話の冒頭、つまり話の文脈がよくわからない段階でのこと。最初の発声時の発音がよく聞き取れていないようなのです。愈々、私にも老人性難聴が始まったのでしょう。
老人性難聴といったら、AAでチェアをしていた76歳の Y 氏です。50代で右耳が突発性難聴になって全く聞こえなくなり、4,5年前から左耳も補聴器なしでは会話が聞き取れなくなったそうな。
よく知られているようにやはり子音が聞き取りにくく、聞き間違えがよくあるそうです。普通の耳鳴りなら蝉の鳴き声に似た音がするものですが、Y 氏によると、普段聞こえる音はエアコンの音に似ているそうな。
補聴器を使っても、最初は音としてしか聞こえてこないらしく、声として聞こえだすのは一瞬後のことだとか。が、その時間差は微妙で、説明できないそうです。
Y 氏の補聴器は、耳に合わせたオーダーメイド式の耳あな型補聴器。左耳だけで価格は35万、補聴器一つとってもこれです。老化が一層進む今後、一体いくらお金が掛かるのか見通せないと言っていました。
“お墓の中までお金は持って行けない” とは言うけれど、お金なしでは自分で自分の始末も付けられないのが現実。
吝嗇(けち、しみったれ)ジジイとは言われたくない私ですが、生きている内にお金を使い切るなんて以ての外。できるだけ蓄えには手を付けず、普段は年金の範囲内でやりくりするしかありません。
人口の28 . 7%を占める高齢者、年寄りがこうなのですから、世間の需要と景気が上向かないのも “むべなるかな”、と思うわけです。
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