ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

まだまだ苦手な “空白の時間”

2021-03-23 06:29:48 | 病状

 アルコール依存症(アル症)者が共通して苦手とする “空白の時間”。普段、いつ何事でも平常心などと気取っていても、そんなの一遍に吹っ飛んでしまいます。

 健康的な生活リズムがしっかり保たれてさえいれば、心の落ち着きなどは比較的たやすいもの、穏やかな一日を送れます。

 逆に言えば、少しの間でもその生活リズムが大きく乱されたときが問題。アル症に加え、堪え性がなくなった年寄りは、忽ち試練を迎えることになります。

 先日、親しくしている知り合いと待ち合わせの約束をして、久しぶりのお出掛けにワクワク心躍らせていたときのこと。

 当日になって急遽、仕事が入ったと連絡があり、約束がドタキャンになりました。これで一遍にしょげ込み、さてどうしたものかと忽ち途方に暮れてしまいました。

 その日は幸い、お天気のよい日だったので、気持ちを切り替えようとひたすら日課の歩行リハビリに励み、どうにか気分を紛らわすことができました。

 気持ちの切り替えは、このように外を歩き回るだけでも速くできるものです。

 ところが、雨降りの日などは最悪です。外に出かけようにもその気になれません。TVを点けてもうわの空、気がそぞろなままウジウジしているのが関の山なのです。

 長引くコロナ禍による閉塞感。“空白の時間” は、それとは少し違うような同じような(?)、いずれにしても両者相俟って敏感(?)になっている私です。

 平常心とは、しなやかで素早い復元力のある心だと言います。間もなく断酒歴7年半になる私ですが、まだまだ平常心にはほど遠く、“空白の時間” が苦手なままでいます。

 

 

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4 コメント

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Unknown (こちウワ男)
2021-03-24 10:28:14
リハビリ頑張って下さい。雨の日は私もめげます。嫁は雨が好き、といいます。世の中には色んな感性があるもんだ、と思う今日この頃です。
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Re. こちウワ男さんへ (ヒゲジイ)
2021-03-24 20:11:55
励ましのお言葉、ありがとうございます。
人はそれぞれですから、雨が好きな人もいますよね。

今回、取り上げた “空白の時間”、
暇を持て余して退屈といった甘いノモではありません。
もうどうしたらいいかわからなくなる、
といった危機的状況のことですが、うまく説明できません。
再飲酒は、こんな時にしでかすようです。
返信する
書いたり描いたりするのって。 (あられ)
2021-03-25 06:19:14
おはようございます。ヒゲジイさん。
私のブログの読者になるに登録があったので、再度訪問させていただきました。
暴言ですが、記憶から消えた「空白の時間」についてクヨクヨしてもいいこと一つもないですよ。
だってもう記憶にないし。記憶にないこと事態覚えてないんですもの。
私語りですが、10年位前に突然脳梗塞を発症し、1ヶ月入院しました。退院後は助かったから人生一回儲けたなあと。歩いてリハビリしたら、左側の麻痺した部分は徐々に復活しました。
そして弟曰く、「姉ちゃんあれこれ忘れてる」と。
どうも脳梗塞で記憶もあれこれ飛んでしまったようです。でもまあなくなったならば、新しく作ればいいや。と。人生二回目を楽しんでます。やってみれば結構楽しい。気楽に行きましょ?おせっかいでした。
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Re. あられさんへ (ヒゲジイ)
2021-03-25 07:14:01
貴重な体験コメント、ありがとうございます。

ちょっと誤解されているようなので一言。
“空白の時間” とは、何もすることのない時間のことで、
ザワザワ、イライラして気もそぞろになること、
恐怖感さえ湧いてきます。
因みに、深酒して記憶が飛ぶことを“ブラックアウト”、
猛吹雪で視界がきかないことは “ホワイトアウト” と言います。
紛らわしい言葉ですね。 以上、念のため。
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