以前、話題にしたことのある洋酒の中古品買い取り業者。またまたスーパーの店頭でお店をやっていました。月に1回は来ているようです。
コロナ禍の今、人と話す機会が激減している私です。中古品買い取り業者であっても恰好の話し相手、つい話しかけていました。
その日は、スーパーと交した契約外ということで洋酒の買い取りはしていないとのこと。話はそれでお終いのはずでした。
それでも私が、ヘネシーやら、レミーマルタンやらとしつこく洋酒の話ばかりするものですから、ついには自分から断酒中のアル中だと告白するハメに。
「ほぉ、断酒してから7年以上になる? 随分、大変だったでしょう!
そんな経験者だからこそ敢えて聞きますが、
アルコールの怖さで一番恐ろしいのって、何ですか?」
と、中古品買い取り業者が話を振ってきました。
「肝臓が丈夫で酒に強い人ほど、一番怖いのは脳がイカレルことです。
肝臓がイカレて脂肪肝から肝硬変になるのはよく知られているけど、
意外に知られていないのが脳の障害です。
その原因は、酒を切らさない大酒飲みが必ずなるビタミンB1 欠乏症。
ビタミンB1 が不足したままだと最悪、小脳失調になるんです。
両手の掌でキラキラ星ができなくなるのが小脳失調の典型的症状で、
私の場合は、朝起きたときに布団から立ち上がれなかったり、
胸元のボタンを指で嵌められなかったり、
手摺りに掴まらなければ階段を降りれなかったりしました。
つまり、日常生活が介護なしでは何もできなくなるんですよ。
これが一番恐ろしかったですね。
聞いたところによると、この小脳失調が更にひどくなったのが
ウェルニッケ・コルサコフ脳症。まぁ、これがアル中末路の痴呆、
もうどうにもならない廃人ですわネ。」
言い出したら止まらなくなる私です。ここぞとばかりに、百薬の長と言われるアルコールの悪行を並べ始めていました。
膵臓がイカレて糖尿病になりやすいこと、高血圧も実はアルコールで必発なことなど、一般受けする身近な例も上げました。
これらの他、食道がんになりやすいことや、美空ひばりもなった大腿骨骨頭壊死などもあるのですが、切りがなくなるので止めました。
「ところでご主人、要らなくなったタイピンなど貴金属はありませんか?
それがプラチナ台なら高く買い取りますよ!」
さすがに中古品買い取り業者です。自分の仕事には抜かりありませんでした。
せっかくですからあともう一つ。
(値打ち物の?)中古品を買い取る際、持ち込んだ人の身元を確認・記録するのは、盗品の場合に備えて買い取り業者に課せられた義務なのだそうです。
持ち込んだ人の身元をなぜ(?)と私が怪訝に思っていたことなので、私の方も抜かりなく聞き出しておきました。
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