先日の夜明け前、就寝中に事件がありました。ぐっすり寝ていたところ突然、“こむら返り” に襲われたのです。
多分、寝返りを打とうとしたのでしょうが、脚を浮かせて動かしかけたところで不意に脹ら脛が痙ってしまいました。
下手に動かしでもすると、却って痙り方が酷くなるのが “こむら返り”。なにせ就寝中は初めてなものですから、身動きの取れないことに忽ち焦ってしまいました。
已む無く観念して身体全体の力を抜き、どうにか仰向けになれたところで痛みが治まりました。しばらくは、夢か現(うつつ)かわからないままでした。
これで目がすっかり覚めてしまい、さすがに現実のことだったとわかった次第。痛みの痕跡もわずかに残っていました。
痙っていた時間はものの30秒ほどだったでしょうが、殊の外長く思えた痛みに難儀しました。
早速、ネットで検索してみると、筋肉が痙攣を起こす主な原因は、“冷え”、“疲労や運動不足”、“脱水や電解質異常” の3つだとか。老化が進むと、この3つが3つともありがちなのだそうです。
これらの内、最も心当たりがあるのが “冷え”。今の季節、夜間は案外冷えるのです。
にもかかわらず、私が被って寝るのはタオルケットと毛布各1枚だけ。これじゃ、足が冷えたとしても仕方ありません。そのせいか夜は必ず、小用に起きるのが習慣化しています。
ところで最近、物忘れが益々ひどくなり、ついさっきやろうと決めたことさえ次の瞬間忘れてしまう始末。こんな情けないことがちょくちょくです。
そのくせ痛みだけは忘れないらしく、“こむら返り” のキツイ痛みは夢現でもシッカリ覚えていました。何とも皮肉なものですね。
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