「糖尿病にはね、食後20分でいいから散歩するのが一番なんだけどねぇ?!」
こんなふうに言われたのは、糖尿病になったばかりのまだ40代だった頃。そう言ったのは、その頃主治医だった女医さんでした。
そう言われても、食べ方の遅い私には昼食後20分の“歩き” (ウォーキング)は難しく、その代わり通勤時に梅田から会社まで30分ほど歩く、これを習慣化させたぐらいが精一杯でした。
まぁ、女医さんの助言を半分だけ聞いたようなものですが、糖尿病の悪化因子である飲酒習慣の方は一向に改めなかったので、結局、不安定狭心症の発症を招いてしまいました。
かくも残念なことに、食後の散歩習慣が身につかなかった私でしたが最近遂に、朝食後散歩の習慣化に踏み切ることにしました。
こう決めたのは、体重を65~66 kgのベストに維持したい気持ちと、以前同様HbA1Cを6 . 1~6 . 4 %の低めに安定させたい気持ちを両立させようとする苦肉の策です。
その体重の方と言えば、抗がん剤治療2クール終了直後に61 kg まで減っていたのですが、3ヵ月後に66 kgまで回復できました。少し前には再び63 kgぐらいまで減少気味だったので、最近は体重増を図っています。
一方のHbA1Cの方は、抗がん剤治療2クール終了直後に、副作用対策として使っていたステロイドの所為で一旦7 . 4 %と高めだったのですが、7ヵ月後に何とか6 . 3 %まで戻りました。直近の検査では6 . 5 %と再び上昇気味です。
身体というのは正直モノで、体重を増やすにはカロリーを多少オーバー気味に摂ればいいのですが、体重増に比例してHbA1Cの方も高くなるのが経験則。それは同時に糖尿病の悪化をも意味するのです。
体重増を図って糖尿病が悪化しては元も子もないので、その原因の一つとされる血糖値スパイク(食後血糖値の急上昇)だけでも防ぎたい、と考えたわけです。
ではどうしたら、食後血糖値の急上昇を防止できる? そこで思いついたのがあの女医さんの言葉でした。
「そうだ、試しに朝食後だけでも20分間の散歩をしてみよう!」
散歩コースとして直ぐ浮かんだのは、我がマンション北側にある中高一貫校一周です。学校のある街区一周が食後散歩には丁度いい距離ではと睨んでいたのです。
実際に、学校の周囲を一周してみたら、歩測でほぼ2000歩強、時間にしてほぼ20分強とドンピシャでした。
このコースで朝食後散歩を始めて早1週間、このまま継続できれば目出度く習慣化に成功(!)となりそうです。
もちろん散歩は、この6時台の朝食後散歩だけではありません。10時台には買物を兼ねた散歩も定番で、これも1時間以上は毎日必ず歩いています。
かくも午前中だけは忙しくしている私ですが、問題は活動が午前中に偏っていること。昼食後は一転して、TVサスペンスドラマを見ながらうたた寝というぐうたらをやっています。
あぁ、このぐうたらの堪えられない心地よさ! はてさて、これはどうしたものでしょう?
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