3月上旬の平日のことです。日中は伯父の葬儀に参列し、自分の時は葬儀をしても誰も参列しないだろうから絶対にやらない、あっ、もうすぐ身寄りが誰も居なくなるからそもそもやろうとする人が居ないや、と気が付かされ、夕方から自家用車でこちらへ。17時47分に店頭に辿り着くと外待ちは無いものの、店内はもちろんテラス席にも数人が着席するという状態。ただ、運よく数分でカウンター席に着くことができ、到着から15分足らずでラーメンが配膳されました。
ラーメン大、野菜大蒜脂+限定3(海老味ラーメン)。
8分強の茹で時間だった麺。
ふっくらとして滑らかな食感で軟らかく、にゅるんとした喉越し。
一味と粗挽きを振って味変。
もやしが絡みつくような野菜はぐったりとした茹で加減。そのせいかスープをたっぷりと抱え込んで。
豚。
しっとりとしてとろけそうな赤身とトロッとした舌触りの脂身
箸で取り出そうとするとバラバラに崩れた豚。
おまけのようなものも。
海老の風味が際立つも、それだけが突出することなく調和が保たれたスープは、そばつゆのようにかなり甘めの仕上がりにも関わらず後味に残りすぎることはありません。それが海老味特有のものなのか、それともベースがそもそもそうなのかは判断できませんでした。ただ、生意気ながらスープ自体がさらに研ぎ澄まされてレベルアップしたのは間違いないように感じられ、これなら普通のラーメンで食べてみたいと強く思いました。
海老味には唐辛子が合うとのことなので、一味唐辛子を溶かすと、引き締まった味わいに。
味付け背脂は頼まないと損、と断言できます。
干し海老に桜でんぶに似た甘く茶色い固形物。店主さんによると海老味は出れば出るほど赤字だそう。
大蒜。
柏駅近くへの移転に関するお話を聞かせて頂きながら、約14分で完食し、店外に並ぶ2人を横目に帰路に就きました。