8月下旬の平日のことです。実は、先週の平日夜営業に訪れたのですが、珍しく規定の営業終了時間前の宣告に遭遇し無念の撤退。こうなると我慢できずに、この日仕事を終えた後向かいました。いろいろあって、予定より大分遅れた20時12分に店頭に到着し、9人の行列の最後尾に。そして、後続に14人が続いた20時31分に入店し、その9分後にラーメンが配膳されました。
大豚入り、野菜大蒜脂。20時20分に券売機前に向かったところ、売切れランプが点灯していなかったので思わず。また、ロット2番目の提供にも関わらず、店主さんによる盛付でした。
麺丼。
9分前後の茹で時間だった麺は、2分弱で6つの丼に振り分けられました。
幅広い形状で、表面にはプリっとした感触を。そして、咀嚼していると、吸い付くような感触が現われてきました。
不思議と言えば不思議なのですが、丼から盛り上がった部分は軟らかめで、スープに染まった部分には弾力がありました。
噛み応えを生み出す浅めの茹で加減だった野菜。
豚。
みちみちとした赤身で構成された、他のどれかから零れ落ちたであろう豚。
タレが染みた赤身の周囲に脂身が散在していた豚。
色の濃い赤身も臭みはなく、ドライな歯触りだった豚。
一時スープに浸っていた、繊維質の主張が顕著で、みっしりとした肉質の豚。
小振りながら、周囲に纏ったタレと噛み応えによって存在感の大きな豚。
スープ。
一口目は醤油がよく効いてしょっぱさが先行するように思うも、徐々に豚や脂の旨味と相まって醤油の風味が抑制されると共に、塩気に重量感が増していったように。言うなれば、ナタの切れ味とい
ったイメージの味わい。
とても細かく刻まれた大蒜は、水分量多め。
背脂よりもほぐし豚の割合が高い固形脂は、ザラッとした舌触り。
13分強を要して完食。次々ロットの調理に取り掛かった店主さんと、厨房内と店外を忙しく動き回る助手さんにお礼を言い、12人の行列を横目に、20時55分に退店しました。