宝塚歌劇団の本格的な舞踊会を、雨の降りしきる20日に観に行く。
大体、宝塚の日本物と言うと洋楽での舞台がほとんどだが今日は、地方さんや後見さん(男性)も大劇場の舞台に上がる。
もちろん衣裳付けの”年に一度”の舞踊会である。
東京公演組と地方公演組を除いた生徒が出演する(各クラス4,5人)。
今年の出し物は阪急100周年記念にちなみ、「百日曽我」という言葉から曽我兄弟の物語を舞踊化し、植田伸爾氏が構成し、藤間、花柳、山村流が指導を担当した。
舞台は華やかで綺麗そして、格好良いのは当然だけど、お上手とはお世辞にも申し上げられないが(専科の方は別)それだけ和物は難しいと言う事かな。
宝塚と言うと知らない人が無いくらい有名な
『春日野八千代』さん、御年は言いませんがかなりの高齢(だって戦前からですものね)。
今年もご出演でした。若衆姿(振袖に袴)、もちろん!立ち役。足元はひやひやしたけど、扇や上半身の動きはさすがご立派に長唄の《振袖菊》を踊り、客席からの大喝采を浴びて満足気だった。(やっぱり、すごい存在感)
宝塚歌劇団にとってこの人は大きな宝だといっても過言ではないような気がする。