夢・つれづれに

何時も夢とロマンを持ち、思いのままに綴りたい

楽正お師匠はん、喜んだはるかな~

2009年06月25日 | 舞と舞踊の会

先日、大阪松竹座に於いて『山村楽正を偲ぶ会』が行われた。いわゆる弟子達のお師匠さんを追善をする会でテープでの生前の肉声が(二曲だけ)流れる中幕が開く。

それにしても、ネットで調べた時には3階の後ろの席しか空いてなく”さすが凄いな~”何て思いながら席に着いて拝見していたが、一向に満員にならない、お目当ての出演者が終われば席を立つ(こんな状態で楽正さんは喜んでいるかな)
でも、色々諸事情もあることだと思うから憎まれ愚痴はこれくらいにしておこう。

そんなこんなで私はお手洗いに立った以外全て拝見しました。
元NHKのアナウンサーの葛西さんが楽正さんの思い出話を幕間を利用して話されていたが、やっぱり涙が出ましたね(我が師匠とだぶって)
楽正師の写真集は「舞冥利」、若津也師は「舞こころ」とタイトルが付いており、お二人とも《舞》に関しては対象的ではあるが厳しく素晴らしい舞台を作り上げる事に関しては努力を惜しまない天才だと思う。(若輩者の私が言ったら失礼かな)

そして、千秋楽には山村流六世宗家”山村 若”の舞台!
山村楽正振り付けによる「放下僧」の四っ竹をカスタネットを鳴らすように花道から登場。
これに関しては勉強不足で説明がいまひとつ出来ないけど、心が洗われるように清清しく、得意の扇が舞うように流れ、袴に挟んだ真っ赤な四っ竹がの衣裳に映えて印象的だった。(楽正師の形見かしら?)